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強⼒な⾦融緩和のパッケージ
2019年9月12日(現地、以下同様)、ECB(欧州中央銀⾏)は市場の期待を上回る⾦融緩和のパッケージを打ち出しました。具体的には、利下げ、量的緩和の再開、銀⾏への⻑期資⾦供給策の条件緩和などです。利下げは2016年3月以来で、銀⾏がECBに余剰資⾦を預ける際の⾦利(中銀預⾦⾦利)を▲0.4%から▲0.5%へ引き下げました。また、政策⾦利が現⾏以下の⽔準にとどまると予想する期間として、少なくとも2020年半ばまでとの表現を、物価目標の実現がしっかりと⾒通せるまでに改め、より包括的な指針を示しました。量的緩和は昨年12月で終了していましたが、それを再開し、月200億ユーロのペースで、国債を中心に新規に資産を購入することになります。量的緩和は利上げを開始する少し前まで継続する⽅針ですが、具体的な期限の定めはありません。今回の⾦融緩和はユーロ圏の景気減速の⻑期化、貿易や地政学上の下振れリスクの継続、インフレ⾒通しの下⽅修正などに対処するためと説明されました。
もっとも、今回の理事会の眼目は財政政策の必要性を強調した点にあると思われます。数年来の景気回復の担い⼿はこれまで⾦融政策であったが、効果的な需要創出のためには今や財政政策が主たる政策⼿段であるべきで、この点について理事会は完全に意⾒が⼀致したと、ドラギ総裁は明言しました。極めて緩和的な⾦融環境の下、ドイツを先導役に、財政に余裕のある国々の拡張的な財政政策が待たれます。
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