オーストラリア⾦融政策(2019年9月)

  • マーケットレター
  • 2019年09月
2カ月連続の据え置き

低⾦利の⻑期化観測

2019年9月3日(現地)、RBA(オーストラリア準備銀⾏)は市場予想通り政策⾦利を1%に据え置くことを決定しました。RBAは6月と7月に連続で利下げを実施した後、8月は据え置いていました。

声明文の内容は8月とほぼ同じです。通商政策の不透明感に伴う世界経済の下振れリスクが、低インフレと相まって各国に⾦融緩和を促す中、豪州経済は低⾦利、減税、インフラ(社会基盤)投資、住宅市場の安定、資源部門の好調に支えられ、今後数年かけて徐々に経済成⻑率が回復するとの⾒通しを示しています。

二⼤経済⼤国である米中の景気の弱含みを受けて、市場はRBAの年内の追加利下げをほぼ織り込んでいます。RBAが明記する通り、⾦融政策の鍵を握るのは国内要因では労働市場です。雇用者数は安定的に増加し、労働参加率も過去最⾼に達するなど、雇用情勢は必ずしも悪くありませんが、失業率が低下基調に戻らない限り、低⾦利が⻑期化しそうです。もっとも、より政策判断に影響を及ぼすのは、世界の⾦融市場です。不測の通貨⾼を避けるためにRBAも世界的な⾦融緩和の潮流に追随せざるを得ず、⾦利の上昇余地は当面限られそうです。また、リスク回避の環境が強まる局面では、豪ドルに下押し圧⼒がかかるとみていますが、逆に、米中の歩み寄りが⾒られれば、その程度に応じて豪ドルの反発が期待されます。

オーストラリアの失業率と労働参加率のグラフとオーストラリアの⾦利と為替のグラフ
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