ニュージーランド⾦融政策(2019年8月)

  • マーケットレター
  • 2019年08月
予想外に政策⾦利を0.5%ポイント引き下げ

⼤幅利下げを実施し、さらなる利下げの可能性も排除せず

2019年8月7日(現地)、RBNZ(ニュージーランド準備銀⾏)は政策⾦利を1.5%から1.0%へ引き下げることを決定しました。利下げ自体は想定通りでしたが、利下げ幅が0.5%ポイントと市場予想の0.25%ポイントを上回ったため、発表直後の⾦融市場は⾦利低下とNZドル安で反応しました。

声明文では、0.25%ポイントの利下げを実施した上でさらなる緩和姿勢を示すのか、あるいは⼀度に0.5%ポイントの利下げに踏み切るのかで議論したと記述されています。ただし、今回0.5%ポイントの利下げに踏み切ったことによる利下げの打ち止め感はありません。追加利下げに積極的な姿勢を示していた前回までに比べれば緩和姿勢はいくぶん後退していますが、追加利下げの必要性も述べています。

RBNZは雇用と物価を政策目標にしていますが、2019年4-6月期の失業率が3.9%に低下したこともあり、雇用は目標としている最⼤で持続可能な水準に近いと評価した政策委員がいました。⼀方、インフレ率は目標の中心値を下回り続けており、⾒通しの弱さに対する懸念が示されています。また、RBNZは不確実性の高まりと世界的な貿易の減少がニュージーランドの貿易相⼿国の経済成⻑を押し下げていると指摘しています。目先はこれまでの利下げの効果を⾒極めるために政策⾦利を据え置くと想定されますが、米中を中心とした通商政策の動向や国内外の景気動向次第では追加利下げも考えられます。

ニュージーランドの失業率とニュージーランドの⾦利と為替
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