ブラジル⾦融政策(2019年7月)

  • マーケットレター
  • 2019年08月
0.5%ポイントの利下げ

景気刺激のため、市場予想を上回る利下げを実施

ブラジル中央銀⾏は7月31日(現地)、政策⾦利を6.50%から6.00%に引き下げました。市場予想の0.25%ポイントを上回る利下げ幅となっています。⾜元のインフレ率は目標範囲(2019年は4.25%±1.5%)内で推移しており、経済指標も軟調な結果が続いています。また、年⾦改革法案に進展が⾒られ、インフレの懸念材料も後退したことから、景気刺激を狙い政策⾦利を引き下げたとみられます。今後の⾦融政策については、経済活動やインフレなどの状況次第としているものの、インフレが落ち着いて推移すれば、さらなる利下げを⾏う可能性もあると⾔及しています。
注目の年⾦改革法案に関しては、第⼀回下院議会投票が⾏われ、事前予想を上回る賛成票を集め承認されました。法案の成⽴には上院議会でも承認が必要ですが、上院議会においても賛成が多数を占めていると報じられており、年⾦改革法案成⽴まで秒読みに⼊ったとみています。また、下院議会での法案承認を受けて、ボルソナロ政権は退職基⾦から個⼈が前倒しで資⾦を引き出すことを認める景気刺激策を打ち出しました。これにより、個⼈消費を下支えし、ブラジル経済への追い風となることが期待されます。
ブラジル・レアルについては、追加利下げへの思惑が通貨を下押しする可能性はあるものの、年⾦改革法案の進展期待が通貨の上昇材料になるとみています。また、米国でも同日に0.25%ポイントの利下げが実施されていますが、世界的に各国の中央銀⾏が緩和的な政策をとる中で、相対的に⾦利の高い新興国市場への資⾦流⼊が期待され、ブラジル・レアルの上昇を後押しすると考えています。

政策⾦利とインフレ率の推移
為替の推移
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