⽶国⾦融政策(2019年7月)

  • マーケットレター
  • 2019年08月
~景気拡⼤局⾯での保険としての利下げ~

0.25%ポイントの利下げ、追加利下げにも含み

2019年7月30、31日(現地)開催のFOMC(米国連邦公開市場委員会)では、⼤方の予想通り、政策⾦利が2〜2.25%へ0.25%ポイント引き下げられました。2015年12月から計9回実施された利上げですが、いったん利下げに転じたことになります。利下げの理由は、世界経済の弱まり、通商政策の不確実性、インフレの弱まりの3点です。今回の利下げは下振れリスクに対する保険で、景気拡⼤局面での⼀時的な調整と明確に説明されました。
今後については、経済データを注視し適切に⾏動する旨の、実質的に前回と同様の表現を声明文に記し、追加利下げに含みを持たせました。パウエル議⻑も「利下げは⼀回限りとは言っていない」と付言しています。⼀方、「⻑期の緩和局面の始まりではない」とも発言し、市場の過度な利下げ期待を牽制しました。
6月から7月にかけては、米国が対中関税第四弾を棚上げしたことや、雇用統計をはじめ経済指標の改善が目⽴ったことなど、FRB(米国連邦準備制度理事会)の懸念を後退させる要因が多かったものの、結局は利下げを免れませんでした。通商政策次第ですが、FRBが懸念するリスク要因が短期間で消失するとも思えず、9月にも0.25%ポイントの追加利下げを想定します。過去と比較すれば、景気実勢がさほど弱くない中での先⾏的な利下げであり、緩和的な⾦融環境が米国景気の下⽀えとして働くことが期待されます。

⽶国の政策⾦利
⽶国の⻑期⾦利と株価
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