オーストラリア⾦融政策(2019年7月)

  • マーケットレター
  • 2019年07月
2カ月連続の利下げ

世界的に緩和的な⾦融環境下、必要なら追加利下げも

2019年7月2日(現地)、RBA(オーストラリア準備銀⾏)は政策⾦利を1.25%から1.00%に引き下げることを決定しました。6月に続いての利下げです。市場では利下げがほぼ織り込まれていたため、さほどサプライズはなく、利下げ決定直後の豪ドル、豪州債の値動きは限られています。
6月に利下げを実施した最⼤の理由は、インフレ目標の達成に必要な労働市場のさらなる改善を後押しするためでした。しかし、その後公表された2019年1-3月期の実質GDP(国内総生産)は前年同期⽐1.8%と、リーマン・ショック後まもない2009年7-9月期以来となる低い伸びとなりました。今回の声明文では、世界貿易の鈍化がアジア経済の減速をもたらしていることや、世界経済の下振れリスクが低インフレと相まって、主要中銀による⾦融緩和期待をもたらしていることにも⾔及しつつ、2カ月連続の利下げに至った経緯を説明しています。必要であれば⾦融政策を調整するとも述べており、利下げの打ち⽌め感はありません。RBAの⾦融政策は引き続き中国経済、米中の通商協議に左右されやすい展開が予想されますが、景気が堅調に推移していた2017年から2018年前半ですら基調インフレ率が目標レンジ下限の2%以下で推移していたことに鑑みれば、低⾦利が⻑期化しそうです。ただし、世界的に緩和的な⾦融政策姿勢が支配的なため、豪ドルの値動きは⽐較的小幅にとどまると考えられます。

オーストラリアの実質GDP(前年同期⽐)
オーストラリアの⾦利と為替
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