モディ政権への期待から持続的な成⻑へ

  • マーケットレター
  • 2019年06月
個人消費、インフラ投資、企業業績が株価の上昇ドライバーに
ポイント
  • モディ⾸相の再選を受けて株式市場は最高値を更新
  • インド株式市場の上昇が今後も⾒込めると考える3つのポイント
  • ①個⼈消費の回復、②インフラ投資の拡⼤、③企業業績の回復

モディ首相の再選を受けて株式市場は最⾼値を更新

2019年のインド株式市場は堅調に推移しています。2月にはインド治安部隊に対するテロを受けて隣国パキスタンとの緊張が高まったことや、5月には米中貿易摩擦の⻑期化懸念を背景とした世界的な株安により下落する局⾯もありましたが、モディ⾸相再選への期待からその都度反発しました。下院総選挙でモディ⾸相の再選が確定すると6月には史上最高値を更新しました。
選挙を通過したことで、今後5年間は政局リスクを気にせず改⾰路線を維持できることは、インド株式市場をみる上で好材料だと考えています。
7月5日の政府予算案発表を控えていることや世界情勢への不透明感から、直近はやや様⼦⾒⾊の強い相場展開が続いていますが、インド株式市場は引き続き上昇が⾒込める市場だと考えています。
今後も株価上昇が⾒込めると考える理由について次ページで解説いたします。

インドSENSEX指数の推移

インド株式市場の上昇が今後も⾒込めると考える3つのポイント

モディ政権への期待により堅調に推移しているインド株式市場ですが、期待だけでなくファンダメンタルズの回復が⾒込めます。原油動向をはじめ世界情勢に対する不透明感は上値抑制要因ですが、インド国内の要因としては、主に以下の3つが株式市場の上昇ドライバーになると⾒込んでいます。

個人消費の回復

選挙前は先⾏き不透明感から個⼈消費が落ち込み、経済活動全体が停滞していましたが、その反動が⾒込めると考えています。また、農作物の発育に影響するモンスーンの降⾬量について、2019年は平年並みと予報されており、⼤きな波乱要因にはならないと考えています。2018年は、原油高やインド・ルピー安が消費に悪影響を与えていましたが、⾜元はともに落ち着いており、インフレ率も低下しています。インド準備銀⾏もインフレ率低下を受け、政策⾦利の引き下げに転じており、このことも消費動向に好影響を与えると考えています。

インフラ投資の拡大

7月5日に政府予算案が発表される予定ですが、その内容から政策の重点が理解できると考えています。インド⼈⺠党は選挙公約に「ビジネスのしやすさ」を改善すると掲げています。特に地方経済の活性化に取り組むと考えており、鉄道、道路、下水、電⼒などへのインフラ(社会基盤)投資が盛り込まれるとみています。

企業業績の回復

銀⾏を中⼼に企業業績が回復すると考えています。ここ数年、不良債権問題がインド経済の成⻑の障害となっており、⾦融機関が⼤規模プロジェクトへの資⾦供給に及び腰になるなどの影響もみられました。しかし、⾦融機関の貸倒引当⾦の計上も進み、銀⾏の財務体質に改善がみられます。⼀部ノンバンクなどで問題が残っていると言われていますが、⾦融機関全体としては資産内容の健全化が進んでいると認識しています。
銀⾏の財務体質改善および貸出体⼒の回復は、銀⾏自身の業績回復が⾒込めるだけではなく、経済全体への波及が期待できます。さらに上記のように個⼈消費、インフラ投資の加速も企業業績への⽀援材料になると期待しています。

当資料のお取扱いにおけるご注意
  • 当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。
  • 当資料は、各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。
  • 当資料の中で記載されている内容、数値、図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。また、記載する指数・統計資料等の知的所有権、その他の一切の権利はその発行者および許諾者に帰属します。
  • 当資料中における運用実績等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。
  • 当資料の中で個別企業名が記載されている場合、それらはあくまでも参考のために掲載したものであり、各企業の推奨を目的とするものではありません。また、ファンドに今後組み入れることを、示唆・保証するものではありません。