ブラジル大統領選挙は決選投票へ

  • マーケットレター
  • 2018年10月
~ボウソナロ氏とアダジ氏が決選投票に進む~

ボウソナロ氏とアダジ氏が決選投票に進む

10月7日(現地、以下同様)、ブラジル大統領選挙の第1回投票が行われました。その結果、各種報道によると開票をほぼ終えた段階で、右派のボウソナロ氏が約46%の得票率で首位に立ちました。ボウソナロ氏が過半数を獲得できなかったことから、ブラジルの新大統領は10月28日に予定されている決選投票(第2 回投票)で選出されることになりました。決選投票には、ボウソナロ氏と、約29%の得票率で第2位となった左派のアダジ氏が進みます。

ボウソナロ氏とアダジ氏による決選投票となったことは事前の市場予想通りでしたが、経済政策について市場から高い評価を得ているボウソナロ氏の得票数が過半数に迫るほど大きかったことは市場にとってサプライズとなりました。選挙結果を受けた10月8日の金融市場は、株価上昇、金利低下(債券価格上昇)、通貨上昇と、総じてポジティブな反応を見せました。

決選投票の行方は依然不透明もボウソナロ氏がやや優勢か

決選投票の行方は依然不透明な状況となっているものの、第1回投票では、ボウソナロ氏の得票率がアダジ氏を大きく上回ったことから、ボウソナロ氏がやや優勢とみられています。

ボウソナロ氏は財政再建や社会保障改革などの構造改革に比較的前向きとみられ、市場の評価を得ていることから、今後発表される世論調査でボウソナロ氏がリードしている状況がより鮮明になれば、ブラジル・レアルの上昇を後押しする材料になりそうです。

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