インドのフェスティバル・シーズン

  • マーケットレター
  • 2017年11月
~2017年は企業業績への好影響を期待~

インドは夏から秋にかけてフェスティバル・シーズン

インドでは夏から秋にかけてGanesh Chaturthi(ガネーシャ祭)、Dussehra (ダシェラ祭)、Diwali(ディワリ)のヒンドゥー教の大きな祭典があり、この時期はフェスティバル・シーズンと呼ばれています。祭日はヒンドゥー暦に基づいているため、西暦における日程は毎年変わりますが、8月から11月頃に行われます。

お祝いの習慣は地域や家族によって異なりますが、多くの家庭では神様が祭られ、各家庭の屋内外に飾り付けがなされます。家族や親類縁者が集まりお互いにプレゼントを贈ります。またインドではヒンドゥー暦における縁起のよい吉日に高額商品(乗用車、住宅、金など)を購入する伝統があり、秋のフェスティバル・シーズンにはそれらの吉日が含まれています。

フェスティバル・シーズンは経済活動にとって重要

フェスティバル・シーズンでは、多くのインド企業、特に中小企業が従業員に対して昇給や賞与を支給します。また農家はディワリ前に雨期の収穫を終え、農作物を売却して収入を得た時期でもあります。このように、人々は懐が暖かくなっているところでフェスティバル・シーズンを迎えます。プレゼントや高額商品などの購買意欲が高まることに加え、小売店側も集客を見込んだバーゲンセールを開催するなどフェスティバル・シーズンは一年の中でも特に個人消費が大きく伸びます。例えば、乗用車と二輪車の国内販売台数をみると、8~10月の販売は他の3カ月よりも多い傾向がうかがえます。

2017年のフェスティバル・シーズン商戦は好調企業業績への好影響を期待

2017年のフェスティバル・シーズン商戦は、良好な所得環境を背景に好調に推移した模様です。公務員の給与引き上げが実施されたことや、金利低下を背景にローン支払い負担が軽減されたことなどを受けて可処分所得が増加した世帯も多くあったと考えられます。農村では雨期の農作物の収穫が過去5年平均を上回るとの見通しが発表されており、収穫も順調に行われたと思われます。良好な乗用車販売が示すように、上場企業の経営陣の発言からもフェスティバル・シーズンの販売が好調だったことが示唆されています。

GST(物品・サービス税)導入の影響などを受けて2017年4-6月期の経済成長率は鈍化しましたが、インド株式市場は政府による国営銀行への資本注入と道路建設大型インフラ(社会基盤)投資計画の発表を受けて堅調に推移しています。2017年のフェスティバル・シーズン商戦が企業業績に好影響をもたらしたことが確認されれば、投資家の注目はインド企業の好調な業績に向かい、インド株式市場にとっても追い風になることが予想されます。

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