日本株は日経平均株価2万円の壁にいどむ

  • マーケットレター
  • 2017年08月

日経平均株価2万円の壁

日経平均株価はバブル経済崩壊後の1992年3月に2万円を割れて以降、2万円を超えるとピークアウトという動きを繰り返してきました。最近では2015年に2万円を超えたものの、2016年前半にかけて下落基調となりました。そして今年6月に再度2万円を超えましたが、その後は2万円を挟んで一進一退の動きが続いています。投資家の中には、今回も2万円台定着や2万円台での上昇持続は難しいのではないかとの見方もあるようです。

予想1株当たり利益は過去最高

しかし、業績面に目を転じると、日経平均株価とは違う姿が見えてきます。東証1部の予想1株当たり利益は、現在、バブル経済時の2倍近い水準にあります。これは企業の自助努力とともに、アベノミクスの「企業の稼ぐ力を取り戻す」政策が効果を発揮していることをしているといえそうです。株価はさまざまな要因によって決まりますが、最も重要な要因が企業業績であることは、衆目の一致するところでしょう。業績面からみる限り、今回の日経平均株価2万円と以前の2万円とは、状況が大きく異なっているといえます。

高値水準を切り上げている小型株指数

日本株全体から、市場の内部に視点を移しても、また違う姿が見えてきます。東証1部小型株指数は、バブル崩壊後の1990年代は2,500程度がピークでしたが、2006年に2,700台、2015年に2,800台をつけると、直近は一時3,100台まで上昇しました。小型株指数は、景気全体の動向とは別に独立要因で成功している企業がけん引役となる一方、それ以外の企業の業績や株価は、一般に大型株以上に景気の動向に左右されやすいという特性もあります。したがって小型株の強さは景気や株式市場全体の強さを表しているといえる面もあり、今後、日経平均株価が2万円の壁を突破する可能性があることを示唆していると考えることもできそうです。

以上

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