インバウンドの増加傾向は、ホテルや商業施設系のJ- R E I T にとって追い風

  • マーケットレター
  • 2017年06月

2017年5月の訪日外客数は5月として過去最高を記録

6月21日に日本政府観光局が発表した2017年5月の訪日外客数は、前年同期比21.2%増の229万5千人となり、5月としては過去最高を記録しました。また、本年1~5月までの累計で見ても前年同期比17.3%増の1,141万1千人と、これまでで最も速いペースでの1,000万人超えを達成しています。

本年2~3月は前年同月の水準が高かったことなどもあり、訪日外客数の増加率が1桁台にとどまるなど若干伸び悩んでいましたが、4~5月については昨年4月に発生した熊本地震に起因する需要減退の反動増や、LCC(格安航空会社)を中心とした航空座席供給量の増加などを背景に、両月とも2割を超える伸びを示しました。政府の各種政策による後押しもあり、今後につきましても訪日外客数は当面堅調な伸びが期待できると考えています。昨年前半のように急速に円高が進行した場合には、日本への旅行費用に相対的な割高感が生じるため懸念材料となりますが、足元の為替市況は比較的落ち着いた動きになっており、現状では過度に警戒する必要はないとみています。

インバウンドの増加はホテルや商業施設系REITにとって好材料

J-REIT市場においては、インバウンドの増加傾向は主にホテルや商業施設系の銘柄にとって好材料となります。ホテルや旅館に関しては、契約によって異なりますが、客室稼働率や客室単価の上昇がJREITの受け取る変動賃料の増加につながります。この変動賃料の賃料全体に占める割合が30~40%程度に達する銘柄も多くあるため、訪日外客数などインバウンドの動向が注目されやすい傾向があります。他方、商業施設系についても、売上歩合賃料の増加や、テナントの店舗売上の増加によって賃貸契約の安定性や将来の賃料増額の可能性が高まると考えられます。

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