メキシコが連続利上げ

  • マーケットレター
  • 2017年02月
~米国の政策と直接投資の停滞がメキシコ・ペソの懸念材料だが、構造改革が下支え~

メキシコ中央銀行は利上げ継続

メキシコ中央銀行は2月9日(現地、以下同様)、金融政策委員会において、政策金利を0.50%ポイント引き上げて6.25%とすることを決定しました。2015年12月の会合で米国に追随する形で0.25%ポイントの利上げが開始され、2016年2月、6月、9月、11月および12月と利上げを実施してきました。今回の利上げにより、利上げ幅は計3.25%ポイントとなりました。

利上げの目的はインフレ期待の抑制

米国の大統領選挙においてトランプ氏が勝利したことにより通貨安に見舞われたことや、メキシコ政府がガソリン価格を引き上げたことを受け、直近のインフレ率は上昇しています。

中央銀行は、ガソリン価格上昇による影響が消費者物価全体に及ぶのを防ぐと同時に、インフレ期待を抑制するために利上げを決定したと、政策金利の引き上げの理由を述べています。

米国の政策と直接投資の停滞がメキシコ・ペソの懸念材料だが、構造改革の取り組みで下支え

メキシコ・ペソは、短期的には、米国の保護主義的な通商政策や国境の壁建設を懸念し、下落する可能性がありますが、トランプ大統領の通商政策や財政・金融政策をにらみながら推移するものと見込みます。現時点では、トランプ大統領が打ち出す政策の実現性や政策効果が、メキシコ経済に与える影響は不透明です。ただ、その不透明感を嫌気し、自動車メーカーをはじめとした企業などのメキシコへの直接投資が鈍る可能性には注意が必要です。

中長期的には、プライマリー収支の黒字をめざすなど財政健全化姿勢を維持しているため、原油依存からの脱却をめざす構造改革の進展と併せ、メキシコ・ペソはファンダメンタルズに照らして適正な水準で推移するものとみています。また、メキシコ中央銀行の利上げや為替介入による対応は当面続くことが予想され、メキシコ・ペソの下支え要因となる見込みです。

以上

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