豪州が政策金利を0.25%ポイント引き下げ

  • マーケットレター
  • 2016年08月

豪州が0.25%ポイントの利下げ

8月2日(現地)、RBA(豪州準備銀行)は政策金利(銀行間翌日物金利の誘導目標)を0.25%ポイント引き下げ、過去最低の1.50% としました。ブルームバーグの事前調査によると、エコノミストの8割程度が0.25%ポイントの利下げを予想していました。利下げは5月に続き今年2回目となり、2011年11月から始まる今回の利下げ局面では12回目、累積で3.25%ポイントの利下げとなりました。

利下げの背景

利下げが実施された背景としては、インフレの落ち着きが挙げられます。4-6月期のCPI(消費者物価指数)は、RBAが重視する基調インフレ率で前年比+1.50%となり、1-3月期に続いて中期的な目標値である前年比+2~3%を下回る伸びとなりました。RBAは、低い賃金上昇率や世界的な低インフレ環境を受けて、物価上昇圧力は弱く、この状況はしばらく続くとしています。また、労働市場に関しても、短期的には雇用は緩やかなペースで拡大するとしつつも、最近の指標は強弱まちまちであるとの慎重な見方を示しました。豪ドル相場に関しては、通貨高が景気の足かせとなるリスクを指摘しました。

今後の見通し

今回の声明文では金融政策の先行きについては触れていませんが、過去最低水準となった政策金利の国内景気への影響や海外景気の動向を見極めるため、RBAは政策金利をしばらく据え置く可能性が高いと考えています。ただし、今回の利下げにも関わらず、10月下旬発表の7-9月期CPIに持ち直しが見られない場合や、労働市場など国内景気の鈍化懸念が強まった場合などは、追加利下げが実施される可能性は残っています。

豪ドル相場は、追加利下げへの期待が上値を限定的にする可能性があるものの、足元の鉄鉱石価格の反発や、低金利環境を背景とした豪州国内景気の底堅さ、市場環境の落ち着きを背景とした市場のリスク選好姿勢の高まりなどが続けば、豪ドルも底堅い動きとなることが期待されます。

以上

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