米国経済の成長はまだまだ続く

  • Market Eyes
  • No.268

米国の個人消費が回復

米国の小売売上高は、昨年後半の株価下落や政府機関の一部閉鎖の影響などにより低迷していた。しかし、3月に前月比+1.6%と急回復し、単月の金額としては過去最高を更新した。【図表1】やはり、個人消費の落ち込みは一時的だったとの判断になろう。
労働市場は引き続き堅調であり、当面は低金利環境の継続が見込まれる中で、個人消費が腰折れするリスクは小さい。

 図表1 米国の小売売上高

景気先行指数も過去最高を更新

コンファレンスボード景気先行指数も3月は前月比+0.4%となり、水準としては過去最高を更新した。【図表2】過去3回の景気後退局面では、同指数がピークアウトしてから景気後退が始まるまでに1~2年程度を要している。
もちろん、過去の経験則が必ず通用するとは限らないものの、他の経済指標と合わせて考えれば、当面の景気後退リスクは小さいといえる。

図表2 米国のコンファレンスボード景気先行指数

米国経済は巡航速度へ

では、米国経済はどこに向かっているのか。それは、持続可能な巡航速度での成長だろう。
2017年末の大型減税成立から2018年後半までは過熱気味の経済環境が続いた。ISM製造業景況指数でいえば、60前後というやや強すぎる水準だった。【図表3】そして、減税効果が弱まる今年以降に経済が失速するのではないかとの不安が昨年終盤から広がった。しかし、足元の経済指標からは失速に向かう材料は見当たらない。ISM製造業景況指数も55前後という適度に好調な水準に落ち着こうとしている。
米国経済は年末年始の一時的な混乱を経て、巡航速度への着地に成功しつつあるようだ。

図表3 米国のISM製造業景況指数
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