V字回復後の米国株の注目点

  • Market Eyes
  • No.266

米国株はV字回復

米国株が文字通りのV字回復となっている。【図表1】3指数(NYダウ、S&P500、ナスダック総合)ともに昨年12月の安値から20%を超え、「強気相場入り」と定義される状況だ。
すでに、SOX指数など一部に最高値を更新している指数があるため、上記3指数についても高値更新への期待が高まっている。

 図表1 米国の主要3株価指数のグラフ

金利の低位安定が株価をサポート

昨年終盤にかけての株価下落や原油価格下落に伴う期待インフレ率の低下などを背景に、米国の10年国債利回りは低下した。【図表2】さらに、年初からFRB(米国連邦準備制度理事会)が緩和的な姿勢を示したことにより、株価の上昇に反して金利は低位での推移が続いている。したがって、昨年のように金利上昇がトリガーとなって株価が急落するような状況ではなくなったといえる。

図表2 米国の10年国債利回りのグラフ

1-3月期決算発表に注目

米国株が最高値を更新する条件とは何だろうか。それは、米中通商協議の合意もしくは英国のEU(欧州連合)離脱問題の解決、あるいは決算発表かもしれない。政治問題が理性的な解決に至れば高値更新の可能性が高まる。
ただし、高値更新後も上昇基調を維持できるかはやはり業績が重要になってくるだろう。まずは、今週から本格化する1-3月期の決算発表が注目される。S&P500構成銘柄について、アナリストのコンセンサスは直近で前年同期比2.5%の減益である。【図表3】しかし、4-6月期以降は増益に転じ、来年にかけては増益率が拡大する見通しとなっている。株価はすでにこの見通しを織り込んで上昇してきたと思われるため、今決算では市場予想を上回る結果や強気のガイダンスが出るか注目したい。

図表3 S&P500構成銘柄の利益(前年同期比) 推移のグラフ
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