日本株は年度後半の上昇シナリオへ好発進

  • Market Eyes
  • No.296

日本株はアノマリー通りの動き

日経平均株価は過去10年の平均におおむね連動した動きとなっており、年度後半の上昇シナリオに向けて好発進したようだ。【図表1】10月16日の前場引け時点では、日経平均株価、TOPIXともに年初来高値を更新する動きとなっている。(日本株のアノマリーについての詳細は9月11日配信のNo.291「日本株はアノマリー通りの上昇なるか」を参照されたい)

図表1 日経平均株価のアノマリー

上昇の材料はまだやってくる可能性

直近の株価上昇の材料は、米中が「部分合意」に至ったことや、英国のEU(欧州連合)離脱問題について10月末の離脱期限までに合意できる可能性が高まったことなどがあげられる。しかし、米中関係については11月半ばに開催予定のAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議に合わせた署名までに交渉の余地があり、英国のEU離脱問題もまだ予断を許さない状況だ。逆に、まだ不安材料があるからこそ、問題が解決に近づいたときの株価の上昇余地が残っていると解釈することもできる。

引き続き業績見通しの変化に注目

今後、日本株が上昇基調で推移するためには、業績見通しの改善が必要になると考えている。過去、日本株が上昇基調にあるときは12カ月先の予想EPS(1株当たり利益)も切り上がっていた。【図表2】(詳細は10月2日配信のNo.294「年度後半の日本株上昇シナリオ」
を参照されたい)また、TOPIX予想EPSが上向きに転じるタイミングでTOPIX予想PER(株価収益率)が跳ね上がる傾向がある。【図表3】これは業績見通しのさらなる改善を織り込み、割安な予想PERが正当化されなくなってしまうためだ。そのため、今月下旬から本格化する上期の決算発表を受けたアナリストによる業績見通しの変化が注目される。政治イベントと合わせて、目先の1カ月程度は非常に重要な時間帯になりそうだ。

図表2 TOPIXとTOPIX予想EPS
図表3 TOPIX予想PERとTOPIX予想EPS
当資料のお取扱いにおけるご注意
  • 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的として大和アセットマネジメント株式会社が作成したものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資信託のお申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする「投資信託説明書(交付目論見書)」の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。
  • 当資料は信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。運用実績などの記載内容は過去の実績であり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。記載内容は資料作成時点のものであり、予告なく変更されることがあります。また、記載する指数・統計資料等の知的所有権、その他の一切の権利はその発行者および許諾者に帰属します。