日経平均株価の下値めどを考える

  • Market Eyes
  • No.246

日経平均株価は大幅下落

足元で日本株の下落が目立っている。10月上旬に年初来高値を更新した日経平均株価は、10月末にかけて2万1000円付近まで下落した。その後、2万2000円台後半まで反発したものの、再度下落に転じ、直近では心理的節目の2万円を割り込む動きとなっている。すでに高値からの下落率は20%を超えている。

PBR1倍が意識される

株価指標からは、PBR(株価純資産倍率)の1倍水準が目先の下値めどとして意識されやすいだろう。これは2015年のチャイナ・ショックから翌年2月にかけての原油価格急落で日本株が⼤きく下落した際に支えられた節目であり、2016年6月の英国におけるEU(欧州連合)離脱の是非を問う国民投票後の日本株急落の際にも支えられた水準である。【図表1】なお、12月25日時点の日経平均株価のPBRは0.99倍である。そのため、いったんは下げ止まってもおかしくない水準まで下落したといえよう。

図表1 日経平均株価とPBR水準ごとの日経平均株価

半値押し水準も意識される

テクニカル的には高値からの半値押し水準が意識されよう。2016年の安値は、2012年の安値から2015年の高値までのほぼ半値押しにあたる水準であった。そして、2016年の安値から2018年の高値までの半値押しにあたるのが、1万9000円台半ばである。今回もこの付近で下げ止まれば、中長期の上昇基調は維持されているととらえられよう。

長期的には押し目買いの好機か

2016年に日経平均株価がPBR1倍水準まで下落した局面は、後から振り返れば絶好の買い場だったといえる。その後の上昇相場は記憶に新しいことだろう。もちろん、リーマン・ショック時のようにPBRが1倍を⼤きく下回る場合もあることは事実で、今回の下落局面でもPBR1倍水準で下げ止まるとは断言できない。ただ、リーマン・ショック級の金融危機が起こる可能性が低いと考えるのであれば、長期投資の観点からは、足元の割安な株価水準は良い買い場といえるかもしれない。

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