2017年、米国リートの業績は好調を維持

  • Market Eyes
  • No.226

2017年の米国リート市場

2017年の米国リートの業績がほぼ出揃いました。好調な米国経済を背景に、株式市場は大きく上昇しました。米国リート市場も堅調に推移したものの、株式と比較すると劣後する結果となりました。【図表1】その理由として主に2つのことが考えられます。

1.利上げに伴なう長期金利の上昇
2.eコマースの台頭による商業施設の売上低下

2018年も複数回の利上げが想定されており、長期金利の上昇が見込まれます。一方、FRB(米国連邦準備制度理事会)が想定している上限金利に近づくことから、米国リート市場は落ち着きを取り戻すと思われます。また、eコマースの拡大により今後も既存商業施設の売上低下が続くと予想される一方で、データセンターやインフラストラクチャーなどの業種では業績拡大が期待されます。

2017年の主な米国リートの業績

主な米国リートの業績は、企業によってばらつきがあるものの、概ね好調さを維持する結果となりました。【図表2】特にデータセンターやインフラストラクチャーなどの業種では、データ通信の利用拡大などを背景に収益が大きく伸びており、今後も強気の見通しを発表しています。一方、1株当たり調整済FFOも企業によってばらつきがあります。積極的な物件の購入などの費用がその理由として考えられます。

2018年の米国リートの見通し

米国経済は2018年以降も2%超の成長を続ける見込みです。【図表3】2018年からは米国の連邦法人税率が21%に引き下げられることで、企業の増益基調は今後も続くことが期待されます。2017年、米国株式と比べパフォーマンスで劣後した米国リートは、減税効果や米国企業の増益基調などを徐々に織り込む動きになると期待されます。

(出所)ブルームバーグ、IMF「World Economic Outlook Database Update,January 2018」、各決算発表データを基に大和投資信託作成。

※米国リートはNAREIT指数、米国株式はS&P500種株価指数を使用。トータルリターン、米ドルベース。当資料において使用されるNAREIT指数(FTSENAREIT®エクイティREIT・インデックス)は、FTSE®により計算され、指数に関するすべての権利はFTSE®およびNAREIT®に帰属します。

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