押し目待ちの押し目なし

  • Market Eyes
  • No.219
~日経平均株価は1996年の高値を超えた~

日経平均株価は1996年の高値を更新

11月7日の日経平均株価終値は22,937円となり、バブル崩壊以降の戻り高値22,666円(1996年6月26日)を上回った。【図表1】年内にも心理的な節目となる25,000円をめざす可能性がある。

好調な企業業績を反映した株価水準

10月下旬から4-9月期の決算発表が本格化し、国内外の景気回復などを背景に好調な業績の発表が相次いでいる。これにより、日経平均株価の予想EPS(1株当たり利益)も切り上がっているため、株価が大きく上昇しているにもかかわらず予想PER(株価収益率)の高まりは限定的である。11月7日時点の予想PERは15.3倍であり、依然としてアベノミクス開始以降の平均15.5倍を下回る水準となっている。【図表2】

押し目待ちの押し目なし

10月初めから11月7日まで日経平均株価が下落したのはわずか2営業日(10月25日▲97.55円、10月31日▲0.06円)しかなく、押し目を待っていてもなかなか買いの機会が来ない、まさに相場の格言通り「押し目待ちの押し目なし」の状況となっている。

日銀による買い支えも期待できる

10月初めから一本調子で上昇してきた日経平均株価だが、さすがに過熱感を意識する声も広がっている。短期的には調整するリスクも高まっていると考えられる。ただ、10月からの上昇相場で日銀のETF買い入れペースは落ちており、年間6兆円の買い入れペースを堅持するためには、年内に残り1.5兆円程度の買い入れが見込まれる。【図表3】 今後、株価が下がった局面では日銀によるETF買いが相場の下支え要因として働くことが期待される。

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