米国リート『4-6月期』の業績動向

  • Market Eyes
  • No.216

集合住宅セクター

エクイティ・レジデンシャル ~全米最大の集合住宅リート ~

4-6月期の1株FFOは前年同期比プラスとなった。既存保有物件からの収益増加だけでなく、契約更新後の賃料の上昇や同社の一般管理費の減少などがプラス成長の要因となった。

今回の好調な決算結果を受け、経営陣は2017年度通年の総収入見通しを上方修正した。また雇用環境の改善もさらなる成長を後押しすると述べている。

アバロンベイ・コミュニティーズ ~全米第2位の集合住宅リート~

4-6月期の1株FFOは$2.09と前年同期比でプラス成長となった。平均賃料が同+2.5%と上昇したことや高水準の入居率が賃貸収入を押し上げたことなどが要因となった。

同社は2017年度の1株FFO見通しを引き下げ、$8.50-$8.70とした。第1四半期に米国西海岸を襲った暴風雨の影響で修繕費などの費用が嵩むことなどを要因としている。

オフィス・セクター

ボストン・プロパティーズ ~全米最大手のオフィス・リート~

4-6月期の1株FFOは$1.67と前年同期比+16.8%と、同社の想定を上回る結果となった。中でも既存保有物件からの収益が想定以上に拡大したことなどが要因となった。

経営陣は今後の見通しにも自信を表明しており、2017年度の1株FFO見通しを従来の会社予想レンジ($6.15-$6.23)から引き上げ、$6.20-$6.25とした。

SLグリーン・リアルティ ~マンハッタン最大手のオフィス・リート~

4-6月期の1株FFOは前年同期比で-5.9%のマイナス成長となり、総収入も同-35.5%と大幅マイナスとなった。またテナントの入替えにより既存保有物件からの収益も前年同期比マイナスとなった。

今回の決算は低調な結果となったものの、経営陣は、『2017年度の経営目標の大半は達成される見通しだ』と述べている。また同社は自社株買いを発表している。

商業施設セクター

サイモン・プロパティー・グループ ~全米最大の商業施設(ショッピング・モール、アウトレット)リート~

4-6月期の1株FFOは$2.83と前年同期比で+7.6%と大幅なプラス成長となった。強いテナント需要を反映して平均賃料が同+3.3%と上昇したことなどがプラス成長に寄与した。

同社は2017年度の1株FFOの見通しを$0.04(中央値)引き上げた。また配当を1株あたり$1.80(前期は$1.75)に引き上げている。

当ページに記載している銘柄は、米国リートの代表銘柄であり、個別企業の推奨を目的とするものではありません。

(出所)ブルームバーグ、各決算発表データより大和投資信託作成

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