新興国債券の高い利回りに注目

  • Market Eyes
  • No.213

米国利上げ継続も新興国債券は堅調

米国では6月13-14日のFOMC(米国連邦公開市場委員会)において、市場の予想どおり0.25%の利上げを決定した。今後は、年内の再利上げとFRB(米国連邦準備制度理事会)のバランスシートの縮小が焦点となる。

米国が金融引き締めに動くと、米国内へのマネー回帰により新興国から資本が流出することが懸念されていた。しかし、2015年12月より米国が利上げを継続する中、新興国債券は堅調な推移となっている。【図表1】

新興国の経済成長は回復基調へ

2010年以降、鈍化傾向となっていた新興国の経済成長率は2016年に底打ちし、2017年以降は回復基調と予想されている。【図表2】

今後、先進国と新興国の成長率格差は広がっていくとの見通しから、先進国の緩和マネーが一方的に米ドルに向かわず、新興国への投資にとどまることも想定される。

新興国通貨の安定性は向上

新興国は低位な債務水準を維持しており、日米と比較しても財務状況は健全な状態にある。【図表3】

また、過去の経験則を踏まえ、IMF(国際通貨基金)が通貨危機防止への新協定を導入する動きもでている。

魅力的な利回り水準

マイナス金利であるわが国をはじめ、先進国の多くで低金利が継続するなか、新興国の現地通貨建て債券の利回りは、2013年5月のバーナンキ・ショックによって上昇して以降、ブラジルのように金利が低下した国もあるが、概ね相対的に高い水準となっている。【図表4】

低い利回りで運用をしている機関投資家や個人投資家にとって、新興国の金利は相対的に魅力的な水準にあり、投資環境も明るくなっていることから、今後さらに注目されると考えられる。

当資料のお取扱いにおけるご注意
  • 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的として大和アセットマネジメント株式会社が作成したものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資信託のお申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする「投資信託説明書(交付目論見書)」の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。
  • 当資料は信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。運用実績などの記載内容は過去の実績であり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。記載内容は資料作成時点のものであり、予告なく変更されることがあります。また、記載する指数・統計資料等の知的所有権、その他の一切の権利はその発行者および許諾者に帰属します。