二人っ子政策の廃止によりさらに高まるベトナムの成長期待

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  • No.211

ベトナムでは1988年以降、子供を二人以下に抑制する政策、いわゆる「二人っ子政策」を続けてきた。しかし、予想を上回るペースで高齢化が進んでいることを受けて、ベトナム政府は今年1月に同政策を廃止する方針を打ち出した。

ベトナムの合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産むと推定される子供の数)は、2000年以降「2人」のラインに張り付いており、3人目以降を抑制していることがうかがえる。【図表1】 そして、二人っ子政策はベトナムの人口ピラミッドに大きな影響を与えた。【図表2】を見ると、20代の人口に比べて10代の人口が大きく減少していることが分かる。現在は20~30代前半の人口が多く、足元では子供の数が増加傾向にあるが、同政策の廃止により中長期的にも出生数の拡大が期待できるようになった。

ベトナムを代表する株価指数であるVN指数は、食品関連や不動産など内需企業中心の構成となっている。【図表3】 そのため人口増加が業績拡大につながり、株価指数全体の押し上げ要因になることが期待される。VN指数は、「上場企業に対する外資の出資規制撤廃」や「国営企業改革」の進展への期待などから足元堅調に推移しており、ここに人口増加という成長ドライバーが加わることで、長期的に見ても魅力的な株式市場であると考えられる。

また、2014年のベトナムの一人当たり名目GDPは2,049米ドルであり、2006年の中国とほぼ同じ水準にある。【図表4】 その後、中国は急速な経済発展を遂げており、今後ベトナムが成長加速のステージに入る期待が高まっている。

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