「シンギュラリティ」の到来に向けロボットやAI、IoT分野で活発化する大型M&A

  • Market Eyes
  • No.207

ロボットやAI、IoT分野で大型M&Aが相次ぐ

ロボットやAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット化)などの先進技術は日々著しい進化を遂げており、例えば完全自動運転は2020年までに実用化するとも言われている。新時代の到来に向け、買収や企業提携の発表が相次いでいる。

これまでの買収事例においては、高い技術力を取り込むために高いプレミアム(時価に対する上乗せ額)が支払われるケースが目立つ。そして、買収発表もしくは買収観測報道日に被買収企業の株価は大幅上昇している【下の図表参照】。

「AIに投資」 10兆円規模の投資ファンド発足へ

ソフトバンクグループの孫社長は2月8日の決算発表の席上で、サウジアラビアと計画している10兆円規模の投資ファンド(昨年10月に発表)が近く発足する見通しだと語った。このファンドを通じて世界中のAIやIoT関連企業へ投資する。また投資先としては従来のインターネットや通信だけでなく、医療などの幅広い分野へ投資すると伝えられている。

近い将来AIが人類の知能を超える時代に?

孫社長が今回の投資ファンドを発足した背景には、AIが人類の知能の総和を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」がいずれ訪れると考えられていることがある。グーグル傘下の企業が開発したAI(アルファ碁)が世界的棋士に勝ち、IBMが開発したAI(ワトソン)がクイズ番組でチャンピオンを破ったことも、そう遠くない将来にシンギュラリティが到来することを予見させるものとなっている。

シンギュラリティの到来により、ライフスタイルや産業構造が大きく変化し、そこに新たなビジネスチャンスが生まれることが予想される。

ロボットやAI、IoT分野における基幹技術の「囲い込み」に向けたM&Aは一層活発化するとともに、市場の注目度がさらに高まることが期待される。

※個別企業の推奨を目的とするものではありません。

  • ※買収金額の円換算は、それぞれ買収発表時点の為替レート(1ユーロ=123.60円、1英ポンド=140.71円、1米ドル=105.29円)を使用しています。
  • ※アーム・ホールディングスは2016年9月6日付けで上場廃止となっています。

(出所)ブルームバーグ、各種資料を基に大和投資信託作成

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