転換点を迎えた『ブラジル』

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  • No.200
~債券投資の魅力高まる~

10月19日( 現地) 、ブラジル中銀は政策金利を14.25%から0.25%引き下げ、14.00%とすることを全会一致で決定した【図表1】。ブラジル経済は底入れしつつある【図表2】が、4年ぶりとなる利下げでブラジルは景気後退からの脱却を図る。今回の利下げの背景には、インフレ率の安定化の兆しと財政再建の前進がある。

9月のインフレ率は前年比+8.48%と前月(+8.97%)から大幅に鈍化した。ブラジル中銀の調査によると、インフレ率の鈍化傾向は今後も継続する見通しである【図表1】。また、先日ブラジルの下院で歳出削減法案が可決しており、8月に就任したテメル大統領を中心に財政再建に向かって大きく前進した。

利下げしたとは言え、ブラジル債券の利回りは11%台(2年物、10/20現在)と世界的に見て高い水準にある。高金利は債券投資をするうえで、大きな魅力となる。

【図表4】はブラジル国債指数の推移である。10年間投資した場合、ブラジル・レアルが下落基調にあったため、為替要因ではマイナスとなっているものの、高い利回りを背景とした債券要因でのリターンがそれをカバーし、円換算のパフォーマンスで80%を超えるリターンとなっている。

これまで日本国内からのブラジル債券への投資において、「高いインフレ率」「財政問題」「景気後退」を受けたブラジル・レアル安の進行がパフォーマンスの悪化につながっていた。しかし、「高いインフレ率」が鈍化傾向にあり、「財政問題」が健全化に向け前進している。「景気後退」も今回の利下げで脱却に向け追い風を受けている。

悪材料が解消しつつあり、ブラジル・レアルの底堅い推移が期待されるなか、ブラジル債券への投資魅力は高まっているようだ。

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