『J-REIT』市場は新たな成長トレンドへ

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  • No.190

2016年3月22日、国土交通省は「不動産投資市場の投資戦略」を取りまとめ、2020年頃にREIT等の資産総額を約30兆円に倍増させる目標を立てた。不動産投資市場の資産総額のうち、約9割を占めるJ-REIT市場は新たな成長トレンドを迎えそうだ。

J-REIT市場は2001年9月に上場2銘柄でスタートし、足元では53銘柄にまで増加している。スタート時0.25兆円だった時価総額も、リーマン・ショック前の最高値を5兆円近く上回る11.5兆円と約50倍にまで拡大し【図表1】、今では米国REITに次ぐ世界第2位の市場規模となった。

政府目標の「不動産投資市場30兆円目標」は実現可能だろうか。【図表2】は、各国のREIT市場の規模と名目GDP・株式市場の規模を比較したものである。米国REIT市場のGDP規模に対する比率は5.5%であるのに対し、日本は1.9%と低い水準にあり、各国平均の4.4%にも劣っている。株式市場に対しても同様で、米国の3.9%、各国平均の3.5%に対し、日本は1.8%と大きく下回っている。J-REIT市場のさらなる成長余地は大きいと考えられる。

年初来、国内外の景気鈍化懸念や円高推移などで日経平均が軟調に推移する中、J-REITは年初来+9.0%と底堅い値動きとなっている【図表3】。公示地価は、日銀の金融緩和や訪日観光客数の増加の恩恵を受けやすい大都市圏の商業地中心に押し上げられ、8年ぶりに全国平均でプラスに転じる【図表4】など、J-REIT市場のファンダメンタルズは回復の途上にある。

政策期待と良好なファンダメンタルズに支えられ、J-REIT相場は今後も堅調な展開が期待される。

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