『米国不動産市場』海外マネーの流入続く

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  • No.183

『米国不動産外国人投資家協会』の年次報告

首都ワシントンに本拠を置く『米国不動産外国人投資家協会』は、世界の21カ国の不動産投資家約200社が会員となっている。同協会は毎年年末近くに会員から翌年の投資計画に関してのアンケート調査を実施、その結果を年明けに発表している。

2016年『不動産投資計画』

外国人投資家の2016年の『不動産投資計画』は1月4日に発表され、米国不動産への投資の拡大が示された結果となった。2016年に米国への不動産投資を増やすと答えた外国人投資家は64%と、前年の約45%から20ポイント近い増加となった。

同協会はこの結果を受けて、『米国不動産市場の人気の高さが改めて示された。』『世界経済は「中国経済の減速」「ブラジルの景気後退」「欧州の移民問題」などで不安定な状況にあるが、その中で米国経済は最も安定している。』『米国不動産市場は健全であり、最も信頼できる投資先になっているようだ。』と述べた。

アンケートの中の『不動産投資において、世界で最も安定的かつ安全な投資先(国)はどこか?』との質問では、米国が60%で1位に選ばれ、2位のドイツ19%に40ポイント以上の差をつけた。『不動産価格の値上がりが最も期待される国はどこか?』との質問でも、米国が46%で1位に選ばれた。

投資先人気ランキングの『都市別』では、ニューヨークが前年に続いて1位となり、次いで、ロンドン、ロサンゼルス、ベルリン、サンフランシスコが続いた。今年はロサンゼルスが前年の10位から3位に順位を上げたことから、トップ5の中で米国が3都市を占めた。

米国不動産の投資先人気ランキングの『セクター別』では、『集合住宅』と『産業施設』が同率で1位となり、『商業施設』が前年の4位から3位に順位を上げた。次いで『オフィス』が4位、『ホテル』が5位となった。

米国集合住宅の賃料

『セクター別』人気ランキングで1位になった集合住宅の賃料は2015年に入ってから伸びを加速させている【図表1】【図表2】。リーマン・ショックの不動産不況の際にも賃料の下落率は全米主要都市平均で-3.4%、ニューヨークで-7.5%と限定的であった。その後の回復を見ても、僅か3年でリーマン・ショック前の高値を上回った。賃料の推移を見ても、米国不動産市場の『安定的かつ安全な投資先』の魅力が見て取れる。

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