米国『REIT』独立セクターに昇格

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  • No.179

全米不動産投資信託協会(NAREIT)主催の年次総会が、今年は11月17日~19日(現地)にラスベガスで行なわれた。年次総会「REIT World」には、REIT各社の経営陣や機関投資家のファンド・マネージャーなど、全米から多くの市場関係者が集まった。

今年の「REIT World」で話題を集めたのは、2016年8月末から『REIT』が株価指数のセクター分類で独立するというニュースであった。

世界産業分類基準(GICS)は現在、全産業を10セクターに分類している【図表1】。『REIT』は金融セクターの一部として扱われているが、来年8月から新たに11番目の「不動産セクター」として独立することになる。新たなセクターの誕生は、GICSが策定された1999年以来初めてのことであり、市場関係者の関心を呼んでいる。

GICSのセクター分類は投資家がセクター分散を図るときの尺度として活用されている。『REIT』の独立により欧米の機関投資家の注目度が高まることになり、メディアで取り上げられる頻度が増えることで、『REIT』の存在感が高まることになる。

『REIT』独立の背景には、『REIT』と金融会社の収益構造の違いが上げられる。『REIT』は契約した賃料から安定した収入が得られ、利益の90%以上が配当として支払われるなど、金融会社とは異なる特徴を持っている。

不動産投資の高まりから『REIT』の市場規模(時価総額)が拡大している【図表2】。2008年のリーマン・ショックで一時、縮小を余儀なくされたが、2000年から2014年の間に6倍以上の規模に成長した。『REIT』の市場規模拡大もセクターの独立に寄与した。

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