米国リート『7-9月期』の業績動向

  • Market Eyes
  • No.175
~好調な決算続く~
図やグラフ

集合住宅セクター

エクイティ・レジデンシャル ~全米最大の集合住宅リート ~

  • 同社から『今年の集合住宅市場は極めて良好な環境が続いている。この好調さは2016年以降も持続するであろう。』との報告があった。
  • 25歳~35歳の若年層が同社の主要テナントであるが、今後10年以上にわたり、25歳になる人口が毎年400万人誕生する。彼らはいずれ自立して住宅を必要とするが、60%~70%の若者が賃貸住宅を選好しているとの統計もある。若年層の世帯形成数が再び増加傾向にあり、同社は賃貸住宅市場の将来に強気である。

アバロンベイ・コミュニティーズ ~全米第2位の集合住宅リート~

  • 賃貸住宅需要が同社の想定以上に加速している。前四半期決算で2015年のFFO成長率目標を+8.4%から+11.1%に引上げたが、7-9月期の実績は+11.6%と好調さを持続している。
  • 同社は7-9月期に全米2都市で集合住宅(357戸)を完成させた。現在、全米9都市で集合住宅を建設中である。賃貸住宅需要の増加に合わせて保有物件を増やしており、収益の多角化を進めている。

オフィス・セクター

ボストン・プロパティーズ ~全米最大手のオフィス・リート~

  • 1株FFOは市場予想を上回ったが、前年同期比では前年のFFOに$0.09の特別利益が含まれていたため、-3.4%となった。特別利益を調整すると+2.9%になる。
  • 同社は今年通年の予想FFOを$5.37~$5.45から$5.46~$5.48に引上げた。市場予想の$5.41を上回る見込みである。入居率は都心部では93.9%と前年比変わらずであったが、郊外物件で-1.9%と低下した。

SLグリーン・リアルティ ~マンハッタン最大手のオフィス・リート~

  • マンハッタンの入居率は97.3%と、稼働率が向上している。7-9月期に契約した新たな賃料は平均+15.6%の上昇と、4-6月期の+11.3%より強気の値上げとなっており、活発なオフィス需要が伺える。
  • オフィス賃料(平方フィート当たり)の国際都市比較では、ロンドンが$197、香港が$158に対して、マンハッタン(ミッドタウン)は$80と、割安感から上昇余地があるとしている。マンハッタンのオフィス賃料は年率7~8%の上昇が予想されているが、立地条件の良い優良物件はそれを上回る上昇率が予想されている。

商業施設セクター

サイモン・プロパティー・グループ ~全米最大の商業施設(ショッピング・モール、アウトレット)リート~

  • 同社から『7-9月期の業績は素晴らしいものであった。フランスの高級アウトレット1号店を含め、アウトレットの新規オープンが収益に貢献している。』との報告があった。7-9月期の配当は前年同期比+23.1%増の$1.60/株と、4四半期連続の増配が発表された。
  • 7-9月期に契約した新たな賃料は平均+18.4%の上昇と、値上げが着実に浸透している。同社の2015年FFO予想は、決算毎に上方修正されており、当初の$9.60~$9.70から今回$10.10~$10.15に引き上げられた。
図やグラフ
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