投資家の評価が高まる『日本株市場』

  • Market Eyes
  • No.165
  • 日本株市場は、短期的には『企業業績の改善』、中長期的には『株主重視の経営改革』と『投資家層の拡大』が株価押上げ要因になりそうだ。

企業業績の改善

  • 米企業の2015年の予想増益率(1株当たり利益ベース)が+5.3%(S&P500種)に対して、日本企業は+19.7%(日経平均)と最高益が見込まれている。アベノミクス効果で企業の設備投資が市場予想を上回っている。企業が抱えていた現金がようやく成長投資に向い始めたようだ。

株主重視の経営改革

  • 欧米では株主重視の経営が浸透しており、収益力を高めた。日本でもコーポレートガバナンス(企業統治)改革に動き始めており、期待が高まっている。海外には日本株の投資比率を低く抑えたままのファンドが多く、日本が本気で株主重視の経営改革を進めるなら、日本株は長期スタンスで買えると、海外投資家が買い増しに動いている。

投資家層の拡大

  • 海外投資家の日本株保有比率が2015年3月末現在、31.7%と過去最高を記録した【図表1】。今年に入って海外投資家の買い越しが再び増え始めている【図表2】。アベノミクス相場が始まった2013年当時は短期筋のヘッジファンドが中心であったが、今年に入ってからは年金などの長期投資家の買いが目立ち始めた。長期マネーの流入は相場の安定化に繋がる。
  • 2015年に入り『ドル建て日経平均』の騰落率が『NYダウ』を大きく上回り始めた【図表3】。ドル資産を運用する投資家にとって、日本株を『持たざるリスク』が高まり、投資比率を引上げ始めている。
  • 国内投資家も長らく日本株投資に慎重であったが、昨年10月にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が日本株の資産構成比率を12%→25%に引上げたことで、他機関投資家も引上げの動きを見せている。
  • 個人投資家が証券口座に保有している待機資金(MRF)が直近12兆円超にまで積み上がっている【図表4】。この待機資金は将来、日本株などのリスク資産に向う潜在需要として、買いの機会をうかがっている。

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