『米国REIT』賃貸住宅の需要は好調

  • Market Eyes
  • No.154
  • 米国の賃貸住宅市場で若年層の需要が高まっている。若年層の間では、住宅は収入やライフスタイルの変化に応じて住み替えに便利な賃貸住宅を選ぶ傾向が強まっている。NAREIT(全米REIT協会)の調査によると、昨年、賃貸住宅の稼動数が200万戸の増加となり、国勢調査局が調査を開始した1965年以来、最高の増加数となった。
  • 【図表1】は米国の『賃貸住宅の賃料』と『住宅価格』平均の推移である。『賃料』は金融危機の影響は限定的で、安定した上昇を続けている。一方、『住宅価格』は金融危機で大きく下げたあと、まだ危機前の水準を下回っている。需要の強弱が顕著に表れている。
  • 【図表2】は米国の『賃貸住宅の空室率』と『持ち家比率』の推移である。『空室率』は昨年末に7.0%と1993年12月以来、21年ぶりの低水準となった。『持ち家比率』は昨年末に63.9%と1994年9月以来、20年ぶりの低水準に低下した。住宅は『買うより借りる』という志向変化が顕著に反映されている。
  • 【図表3】は米国の25歳と30歳の若年層が親と同居している比率の推移である。特に、金融危機以降、生活費節約のための同居が増えているようだ。現在、若年層の300万人以上が親と同居、または友人とルーム・シェアしていると推定されている。彼らは満足な収入の仕事に就けた時には独立することから、住宅の潜在需要が大幅に積み上がっている。
  • 【図表4】は米国の世帯形成数の前年比増減の推移である。2014年12月には+196万世帯の増加と、2005年7月以来の高い伸びを記録した。若年層の雇用増加が彼らの独立を後押ししているようだ。雇用の回復は賃貸住宅市場の強い追い風になりそうだ。
図やグラフ
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