米国リート10-12月期の業績動向

  • Market Eyes
  • No.152
図やグラフ

集合住宅セクター

エクイティ・レジデンシャル ~全米最大の集合住宅リート ~

  • 2014年通年の1株FFOは前年比+11.2%と高水準の成長率を記録した。2015年の配当計画は+10.5%の増配が発表された。
  • 『雇用の成長』『世帯形成数の増加(親元から独立する若年層の増加)』『持ち家比率の減少』という環境変化が賃貸住宅市場の追い風となっている。経営陣から『賃貸住宅の需要は今後、長期にわたり過去の伸び率を上回るペースになるであろう。』との強気のコメントがなされた。

アバロンベイ・コミュニティーズ ~全米第2位の集合住宅リート~

  • 経営陣から『2015年の賃貸住宅ビジネスは景気回復を背景に、2014年を上回る成長が期待できる』との報告があり、1株$1.16から$1.25への増配が発表された。
  • 同社の顧客の平均年齢は33歳であるが、米国では23~25歳の人口層が最も多く、彼らは近い将来、同社の顧客候補になってくる。同社は将来の収益拡大に備え、新規建設に積極投資を続けている。

オフィス・セクター

ボストン・プロパティーズ ~全米最大手のオフィス・リート~

  • 同社は金利の高い(高コストの)社債を早期繰上げ償還することで、財務体質強化に取り組んでいる。10-12月期には$550百万規模の繰上げ償還を行なった結果、特別費用$0.06/株を計上した。この特別費用を除くと、1株FFOは$1.32となり、市場予想($1.25)を大きく上回ることになる。
  • 経営陣から『2015年のオフィス市場は、供給可能スペースが2014年よりも減少することが予想され、極めて良好な需給環境が期待される。』とのコメントがあった。

SLグリーン・リアルティ ~マンハッタン最大手のオフィス・リート~

  • 10-12月期に42件の契約を締結したが、賃料は平均+13.0%の値上げとなった。オフィス・スペースの需給タイト感を反映し、契約期間は平均11.5年と長期化している。
  • 経営陣から『2014年の賃料は予想以上の伸びであった。オフィス・スペースの需要は堅調に拡大しており、2015年の賃料も強い上昇が期待できる。』との強気の報告があり、1株$0.50から$0.60への増配が発表された。

商業施設セクター

サイモン・プロパティー・グループ ~全米最大の商業施設(ショッピング・モール、アウトレット)リート~

  • 2014年5月、同社は事業の効率化を目的に、小規模モール部門を分離独立させた。この部門の収益を除いた継続事業ベースでは、1株FFOの成長率は前年同期比+12.3%と高い伸び率となった。経営陣から『10-12月期の業績は極めて好調な結果であったが、これまでの積極投資の効果で2015年も収益の拡大が期待できる。』とのコメントがあり、1株$1.30から$1.40への増配が発表された。
  • 同社では『入居率が過去最高の水準』『基本賃料が前年比+11.0%の高い伸び』『テナントの年間売上げが前年比+6.4%の上昇(前年同期は+2.5 %)』と賃貸ビジネスの好調さが表れている。
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