ライター5歳「僕、会社作ります!」

ライター5歳、会社の作り方をカラス牧野圭太さんに教えてもらう

どうも、5歳です。

突然ですが、僕、会社を作ることにしました!

これまでフリーランスのライターとして仕事をしてきたんですけど、やっぱ一人でやってくのは寂しいし、「起業」ってかっこいいじゃないですか!?

ただ、会社を作ろうと思ったら、まず何をやればいいんだろう? どんな心構えが必要なんだろう? フリーランスで働くのとどう違うんだろう? やべえ、全然わかんないや。と思っていたら、仕事で仲良くなった先輩が近くにいることを思い出しました。

新卒で広告代理店に入ったあと独立して、株式会社カラスを起業して、ばんばん活躍している牧野圭太先輩。仲良くしてくれてるし、やさしくアドバイスしてくれそう。さっそく、株式会社カラスが入ってるエードットグループに話を聞きに行ってきました。

5歳(嫁公認アカウント)

5歳(嫁公認アカウント)
36歳。妻、息子が二人。ツイッターで家族のことを呟いていたら話題になり漫画化もされる。フリーライターを経て、会社設立を検討中。

牧野圭太
2009年4月に株式会社博報堂に入社し、コピーライターに配属。HAKUHODO THE DAYを経て、2015年に独立。文鳥社を設立し、代表取締役を務める。株式会社カラス代表/エードット取締役副社長。

僕、会社作っちゃって大丈夫ですよね?

5歳

牧野さん! 僕、会社を作ることにしましたっ! なので、経営者の先輩である牧野さんにアドバイスをいただきたくて、話を聞きに来ました!

牧野

5歳さんが会社を……?

5歳

はい! ついに作ることにしましたっ! なんか楽しそうだし! あと「社長」って響きがやっぱりいいですよね!

牧野

びっくりするくらい動機が軽いですね。

5歳

はい! やっぱり人生で一度は「社長!」って言われたいですし。

5歳さん

5歳

もちろんそれだけじゃないですよ! 一昨年くらい、牧野さんにまだ会ったばかりの時に「5歳さんは会社作ったほうがいいですよ~」って言ってくれましたよね?

牧野

あ~、よく覚えてますね……。確かに言いました。

5歳

牧野さんはいい加減な人間じゃないから、適当に「会社やったほうがいいですよ~」とか言わないと思うんです。僕なら会社をやってもきっと上手くいくと思ったんですよね?

牧野

めっちゃ肯定させようとしますね。まあ、はい、5歳さんなら大丈夫だと思います。

牧野さんと5歳さん

みんな聞いた?

5歳

来ましたー! やっぱり客観的な意見が大切なんですよねー。そう、いくら自分ではできそうだと思ってても、周りの人から「無理そうだな~」って思われてると、結局それは無理なもんなんですよねー。だけど、5歳なら大丈夫だと!

牧野

5歳さんって、自己肯定感をこうやって強化していくんですね……。

人を集めるということ

5歳

でも、そもそも僕が会社をやるのに向いていると思ったのは、何でなんですか?

牧野

じゃあ、具体的な話をしていきますね。5歳さんが会社を経営するのに向いていると思うのは、まず、周りに人が集まってくるところ。僕も会社をやってますけど、一人だったら何にもできません。自分のやりたいことに賛同してくれる人が集まってくれるということが、会社をやっていくうえでは、まず大切な事なんです。

牧野さん

5歳

たしかに、人を集めるのは大好きです! みんなが笑っているのを見るのが好きなんですよ。ここ一年も人を集めて「わあーーーー!!」みたいなことをずっとやってましたからね~。でも……、こんなノリで会社作っても大丈夫なんですか?

牧野

まぁ~、5歳さんだったら大丈夫じゃないですか? うん、多分いけますよ!

牧野さんと5歳さん

本日2回目、いただきました!

5歳

いや、そう言っていただけるとめちゃくちゃ嬉しいんですけど、ほんとはもっとありますよね? 会社作るのに必要な手続きとかそーゆーの色々あるんですよね!?

起業の手続きよりも大切なこと

牧野

手続きとか面倒なことは、プロにまかせればいいんですよ。実際、僕が博報堂を辞めて会社を設立した時は、友達で行政書士をやってる人がいて全部お願いしましたよ。たしか24万円とかで作れました。

5歳

え! 割と簡単&リーズナブルなお値段でできちゃうんですね!

牧野

そう、だから会社を作ること自体は簡単にできるんです。でも、そんなお金や手続きよりも、会社を作るにあたって、もっと大切なことがあるんです。何かわかりますか?

5歳

えーっと……何だろう……?

牧野

一番大切なのは、会社を作って何をやりたいのかってことなんです。

5歳

何をやりたいか……? そんなピュアなことが一番大事なんですか?

牧野

そうなんです。僕の場合は「広告業界をアップデートする!」というテーマを掲げて会社をやっています。そもそも法人化する意味をちゃんと考えたほうがいいです。

5歳

法人のほうがカッコイイとかじゃなくて?

牧野

別に一人でできることなら法人化する必要はなくて。だけど、個人でできることにも限りがあります。「こうしたい!」っていう理念や思想が僕にはあって、それをカラスの優秀なデザイナーやスタッフが体現してくれてるんです。それを見た周りの人たちが、「カラスってこういう会社なんだ」と“会社の人格”みたいなものを理解してくれる。“会社の人格”は“カルチャー”と言い換えることもできると思いますが、ちゃんと広がっているなという実感はありますね。

5歳

おー。めっちゃタメになる話してくれるじゃないですかー。

牧野

いや、そのために来たんじゃないの……?

5歳さん

思想が大切っと……。ハイ、覚えましたよ。

会社経営における“野心”とは

牧野

そもそも5歳さんの場合は、フリーランスとしても仕事はうまくいってると思うんですけど、なんでこのタイミングで会社を作りたいと思ったんですか?

5歳

たしかに僕はフリーランスでも仕事には全然困ってはいないんですけど……チームで仕事をしてるのを見ると楽しそうだなって思うんですよね。カラスを見ててもそうですし。あと、会社でやれば、できる仕事の規模が一人よりも何倍にもなるじゃないですか。

牧野

そうなんです。僕も独立した当初は一人でやってたんですが、一年くらいで限界を感じ始めて。ちょうどそのタイミングでエードットの代表をしている伊達(晃洋)に出会ったんです。伊達は営業はできるけどクリエイティブが足りなくて困っていて、僕はクリエイティブはあるけど営業ができなくて困っていて。

5歳

おー。出会いって良いタイミングであるもんなんですね。

牧野さん

牧野

エードットの傘下で、カラスを作って4年が経ちますけど、あの頃から比べるとカラスにもたくさんの仲間が入ってくれて、できることがどんどん増えているのを感じますね。5年後には200人規模のデザイン会社にできたらいいなと。

5歳

その規模のデザイン会社って、もしかして日本にないんじゃないんですか?

牧野

日本最大の広告代理店でデザイナーの在籍数が200人くらいだったと思うので日本一のデザイン会社になれると思いますね。

5歳

いいっすねー。夢が広がりますね。

牧野

そう、会社経営で大切なのが“野心”なんです。僕の周りにも経営者はたくさんいますが、みんな野心を持っています。5歳さんには、何か野心はないんですか?

5歳

そうっすね~……僕はスナックみたいな、みんなが気軽に集まれる飲み屋を作りたいんですよ。東京って、人はたくさんいるけど、家以外に自分の居場所ってあるのかなって思ってて。

牧野

サードプレイスってやつですね。それ、めっちゃ良いですね。

5歳

そう! だから僕が会社を作って一番最初にやる仕事はそのスナック的な飲み屋をオープンさせることですね! 都会のオアシスみたいな場所を作りたいです!

牧野

なるほどー。まあ、5歳さんならきっとうまくいくでしょ!

5歳

またまた~。乗せすぎですよ~。

牧野さんと5歳さん

みんな、今日から俺のこと「社長」って呼んでいいからね。

会社にとってのお金、そして人との関わり

5歳

スナックとかでもそうなんですけど、大人になってから作る友達っていいよなって思うんですよね。僕も牧野さんと仕事関係で知り合いましたけど、ほぼ友達みたいなもんでもあるじゃないですか。

牧野

確かに、なんか仕事っていうよりも人間付き合いしてるって感じはしますよね。

5歳

牧野さんも僕も、人と付き合うのが好きなタイプだと思うんですけど、自分と違う業種や分野の人と話したり仲良くしたりするのって面白いですよね。だけど、大人になってから人間関係を広げるのって、意外と大変で。特に新しい友達を作るってなかなかできないことじゃないですか。

牧野

じゃあ、5歳さんは飲み屋でも飲食店でも、“場”を作りたいってことですよね?

5歳

あー、そうですね……! 確かに、僕は会社を作ることで“場”を作りたいんだと思うんです!

5歳さん

5歳

僕は元々お祭り野郎なんですけど、会社を興すってことは、しっかりお金を掛けたお祭りができるってことですよね?

牧野

まあ、そういう言い方もできなくはないですかね……。

5歳

僕は、会社を作ったらしっかり利益を出していきたいと思ってます。そして大きな利益が出たら、そのお金を使ってまた大きなイベントをやって——そうやってどんどんたくさんの人が集まれる場所を作りたいです!

牧野

確かにお金は大切です。会社はちゃんと稼いでいかないと、どんなに意義があって面白いことをやっていても、続けていくことができなくなります。だから、どう利益化するのかを考えなくてはいけないんです。

5歳

やっぱりお金をどう稼いでいくか、そこはシビアなところですよね~。

5歳さん

牧野

あと、株式会社なのであれば、事業がちゃんと会社の利益になっているのかという点を、株主から厳しくジャッジをされます。

5歳

それなら、株主にもわかりやすい、手堅い事業にしたほうがいいんですかね?

牧野

いや、そうではなくて。株主もあまり知らないような分野に挑戦していかないと僕たちが仕事をしている意味がないんです。たとえば僕はこれから「環境問題×広告」に無限の可能性を感じてるんですけど、「そんなの儲かるのかよ~」って思う人も多いと思います。その価値やビジネスチャンスを、自分のビジネスパートナーにしっかり理解してもらうということが必要なんです。ここでいうビジネスパートナーというのは株主もそうですが、クライアントや仕事仲間です。

5歳

やっぱり人との関わりが大切なんですね。

牧野

そうです。“会社の人格”や“カルチャー”をビジネスパートナーに理解してもらうと意思の疎通ができて、格段に良い仕事ができるようになっていくんです。

5歳

“会社の人格”と“カルチャー”かー。僕の会社の場合はなんだろうな……。あ、僕、周りの人にはいつも「いつか面白い事を一緒にやりたいですね~」って言ってます!

牧野

それ、飲み会の時によく言う軽いやつじゃないですか!

5歳

え、やっぱ僕ってノリが軽すぎます?

5歳さん

俺、ノリ軽くないよね?

牧野

まあ、ノリが軽いのは悪いことではないですからね。フットワークという意味でも適度な軽さは必要なのかもしれませんし。

5歳

そっすよね! ま、一部上場を目指してサクッと頑張っちゃいます!

牧野

いや、やっぱり軽すぎるかも!

5歳

あの鐘を鳴らしますよ、僕は!!

よっしゃ、いざ起業だ……!!

なんだー! やっぱり僕、会社経営向いてるみたいじゃん!
大切なのは、“思想”と“野心”と“カルチャー”、そして人との関わりなんだな——なんとなくできそうな感じもしてきたけど、改めて身が引き締まった5歳です。
ということで、早速、起業してみます!
その模様はこちらの記事で!

5歳さん

〈撮影=井川 拓也(http://www.tenohiraworks.com/)〉

  • 当記事は投資啓蒙を目的に作成したものであり、大和投資信託では個別の投資相談は承っておりません。
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5歳(嫁公認アカウント)

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5歳(嫁公認アカウント)

1983年生まれの35歳。7つ年下の嫁と、7歳と5歳の息子の4人家族。日々の家族日記をTwitterにつづる(@meer_kato)。好きなものは、嫁、息子、ビール、本。嫁に「これから子供にお金が掛かるぞ〜」と毎日耳元で囁かれている。5歳さんと嫁と息子たちとの、ドタバタで愛情たっぷりの生活を漫画にした『ぼくの嫁の乱暴な愛情』(KADOKAWA)が発売中。