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米国金融政策(2018 年9 月)


〜四半期に一度のペースでの利上げを継続する見込み〜


2018年9月27日

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<市場予想通り0.25%ポイントの利上げ>

2018 年9 月25、26 日(現地)開催のFOMC(米国連邦公開市場委員会)では、市場予想通り、政策金利であるフェデラル・ファンド・レートの誘導レンジが2〜2.25%へ0.25%ポイント引き上げられました。2015 年12 月から始まった今回の利上げ局面で8 度目の利上げになります。昨年12 月以降は四半期に一度の利上げが定着しており、FOMC はこの利上げのペースを「漸進的」と捉えています。

<FOMC 参加者は米国経済は好調との見通しを維持>

声明文の変化としては、2015 年12 月に利上げを開始してからずっと記されていた、「金融政策姿勢は緩和的なまま」を含む一文が削除されましたが、金融政策姿勢の変更を示すものではないとのパウエル議長の説明があったことから、本格的な金融引き締めへの転換と解釈されることはありませんでした。実際、基調的なインフレ率はほぼ2%で安定していることから、政策金利からインフレ率を差し引いた実質的な政策金利はようやくプラスに転じた程度で、依然として金融環境は緩和的です。他には、政策金利の据え置きと引き上げの違いを除き、景気の現状認識を含め、声明文の内容は実質的に前回のFOMC と同一でした。これは経済が安定していることの証左です。

実際、米国の景気は力強く拡大しており、FOMC の責務である雇用の最大化と物価の安定はほぼ達成されつつあります。確かに、トランプ政権の関税を含む通商政策への懸念は強いものの、いまだ経済全体に悪影響が表れているわけではなく、FOMC 参加者の経済見通し(中央値)においても、好調な経済が続くとの見通しが維持されています。

<FOMC は現行の四半期に一度のペースでの利上げを継続する見込み>

FOMC 参加者の政策金利の見通し(中央値)は6 月時点とほぼ変わらず、1 回の利上げ幅を0.25%ポイントとすると、2018 年は4 回、2019 年は3 回、2020 年は1 回の利上げで、今回から予測対象期間に入った2021 年は、2020 年末の3.375%から横ばいとの見通しです。2019 年末以降は長期の見通しを上回る水準への利上げが想定されていますが、パウエル議長は、将来については不確実性が大きく、データを注視しながら毎回の会合で金融政策を議論していくとの現実的な姿勢を示しました。

2015 年12 月以降、相応の利上げを実施してきたことで、景気、物価の上振れだけでなく、下振れにも柔軟に対応できるだけの金融政策余地があると言えます。もっとも、大規模減税の効果もあり、当面景気は堅調に推移する公算が大きく、金融市場の予期せぬ引き締まりでもない限り、FOMC は現行の四半期に一度のペースでの利上げを継続する可能性が高いと考えられます。

以上

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