大和投資信託 iFree専用サイトはこちら

2018年のモンスーンの降雨量は平年並み予報


2018年8月22日

印刷する場合はこちらをご利用ください。PDF版

<2018年のモンスーンの降雨量および作付けは概ね順調>

2018年8月3日(現地時間、以下同様)、インド気象局は2018年8-9月のモンスーンの降雨量が平年並みとなることを見込んでいると発表しました。8月1日までの降雨量は北東部の一部の州で雨が少なかったことから、全インドでは長期平均を7%下回っています。しかし、地域別の降雨量では北東部以外の地域の降雨量は平年並みです。

一方、主要貯水池における貯水量は平年比+16%(2018年7月26日現在、インド政府発表)と平年を上回っており、高い水準にあります。また農家の作付面積は平年比-3.0%(2018年7月27日現在、インド政府発表)と北東部でのコメ以外は順調であり、雨期の農業生産は概ね順調と予想されています。

<モンスーンがもたらす雨はインド経済にとって重要>

インドの総人口の約69%が農村部で生活し、農作物の収穫を通して農家が得る収入は農村部の経済にとって重要な役割を担っています。また農林水産業が生み出す付加価値はGDP(国内総生産)の約15%を占めており、インドの経済にとって重要な業種です。

インドの農業はモンスーンの時期の降雨量に大きく依存しています。インドでは雨の降る季節に偏りがあり、年間雨量の75%以上がモンスーンの時期にあたる6月から9月の4カ月間に降ります。また、インドでは灌漑設備が農地の53.1%(2014年度)しか整備されておらず、依然として多くの耕作地では自然の雨に頼った農業が行われています。モンスーンの降雨量が少ない年は雨期の農作物の収穫が影響を受けるだけでなく、貯水量が少なくなるため乾期の農作物の生産にも深刻な影響を与えます。

農作物の不作は農家の所得の減少のみならず、食料品価格の上昇を招き物価全体も押し上げます。従って、モンスーンの少雨による経済面への影響は農村部にとどまらずインド全体にまで及びます。

<政府による農作物の最低購入価格引き上げが株式市場の下支え要因に>

2018年のモンスーンの降雨量は平年並みの見通しであり、作付け状況も概ね順調であることから、雨期の農作物は平年並みの収穫が見込まれています。さらに政府は雨期に収穫した農作物の最低購入価格を引き上げると発表しており、農家の所得の増加が期待されます。企業の経営陣からは、農村部における個人消費が既に増えつつあるとの声も聞かれます。

このように農家の収入増は農村部における消費を活性化させ、インド全体の経済成長率と企業業績を押し上げ、インド株式市場を下支えすると考えられます。

以上

当資料のお取扱いにおけるご注意

  • 当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。
  • 当資料は、各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。
  • 当資料の中で記載されている内容、数値、図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。また、記載する指数・統計資料等の知的所有権、その他の一切の権利はその発行者および許諾者に帰属します。
  • 当資料中における運用実績等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。
  • 当資料の中で個別企業名が記載されている場合、それらはあくまでも参考のために掲載したものであり、各企業の推奨を目的とするものではありません。また、ファンドに今後組み入れることを、示唆・保証するものではありません。