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メキシコ選挙(2018年7月)


〜野党・MORENAのオブラドール氏が最多票を獲得し、新大統領に〜


2018年7月3日

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<大統領選挙では、野党・MORENAのオブラドール氏が最多票を獲得し、新大統領になる見込み>

7月1日(現地)、メキシコで大統領選挙と議会選挙が実施され、各種報道によると大統領選挙では、野党・国家再生運動党(MORENA)のオブラドール氏が最多票を獲得し、新大統領に就任する見通しとなりました。

メキシコでは現政権の政治汚職や治安対策の遅れ、米国のトランプ政権に対する弱腰な姿勢などから国民の不満が高まっていましたが、オブラドール氏はこうした問題を痛烈に批判するとともに、米国に対しても強硬な姿勢で臨むと主張してきたことで、支持を集めました。

議会選挙でも、MORENA率いる政党連合が上下両院で勝利する見通しで、特に下院では過半数に達する見込みとなっており、本格的な政権交代が確実視されています。

<選挙後のメキシコ・ペソは落ち着いた動き。今後は新政権の政策運営やNAFTA再交渉に注目>

今回の選挙速報を受けて、メキシコ・ペソが上下に振れる場面もありましたが、足元は落ち着いた動きとなっており、市場はこの結果を冷静に受け止めたようです。今後については、新政権の政策運営やNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉に注目が集まると考えています。

オブラドール氏は、現大統領が進める対外規制緩和などの構造改革に逆行する保護主義を志向する姿勢を示しており、メキシコからの資本流出などが市場では懸念されています。また、年金の増額やインフラ投資の拡大を提案する一方で、増税は行わないとしており、財政問題への懸念もあります。オブラドール氏がメキシコ市長であった際には、現実的な中道姿勢を維持したという評価があることから、今後は現実的な政策運営が行われると考えており、その動向を注意深く観察していきます。

NAFTA再交渉については、貿易赤字の削減を目標として掲げ、メキシコおよびカナダに対して譲歩を迫る米国と、大幅な変更を望まないメキシコおよびカナダとの温度差は大きく、協議は難航しています。オブラドール氏は、米国に対して強硬な姿勢で臨むと主張してきたことから、今後の対米関係やNAFTA再交渉の動向次第ではメキシコ・ペソが大きく変動する可能性も想定されます。

その他、金融政策については、オブラドール氏は中央銀行の独立性を尊重すると選挙後に述べています。メキシコ銀行(中央銀行)はインフレに対処するために適時利上げを行うなど、その金融政策姿勢は金融市場からの信認が厚く、そのような姿勢が今後もメキシコ・ペソの下支え要因になるとみています。

以上

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