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フィリピン金融政策(2018年6月)


〜二会合連続で政策金利を引き上げ〜


2018年6月27日

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<フィリピン中央銀行はインフレ率抑制のため政策金利を引き上げ>

6月20日(現地、以下同様)、フィリピン中央銀行は政策金利である翌日物借入金利を3.25%から3.50%へと0.25%ポイント引き上げました。5月10日に行われた0.25%ポイントの利上げに引き続き、2018年に入って二度目、二会合連続の利上げとなります。

フィリピン中央銀行は、インフレ率の上昇を抑制するために今回の利上げに踏み切ったと説明しています。今後につきましても、インフレ率の推移やフィリピン・ペソの変動を注視し、物価や金融の安定化のために必要があれば追加の対応をする準備があると述べています。米国長期金利の上昇などに伴い下落しているフィリピン・ペソを下支えする意図もあるとみています。

フィリピンの物価動向については、直近5月分の消費者物価指数(CPI)は前年同期比+4.6%で、市場想定よりも低いインフレ率だったものの、1月からの税制改革の実施や原油価格の上昇などの影響から、中央銀行の中期ターゲット(+2〜+4%)を超えています。また、足元では米国金利の上昇や米国連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速化の見通しなどを背景に、新興国からの資金流出懸念が高まっています。フィリピンは経常収支が悪化しているという個別要因もあることから、フィリピン・ペソは年初から対米ドルで約▲8%下落し、約12年ぶりの安値水準となっています。

<二会合連続の利上げはフィリピン・ペソの下支え要因になろう>

二会合連続の利上げは、インフレ率の上昇を抑制し、フィリピン・ペソの下支え要因となると考えています。さらに、フィリピン中央銀行は声明の中で「必要とあれば一段の措置を取る用意がある」としました。そのため、今後インフレやフィリピン・ペソの動向次第では、追加的な利上げの可能性も考えられます。中央銀行は、インフレや為替の動向をみながら政策運営を行っていくと思われます。

以上

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