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米国株式が再び急落


〜金融市場の不安定な状況が続く〜


2018年2月9日

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<米国株式が再び急落>

米国株式市場は2018年2月8日(現地、以下同様)に再び大幅下落となりました。S&P500指数が▲3.75%(前日比、終値ベース)、NYダウが▲4.15%(前日比、終値ベース)となり、終値ベースでは2月5日の年初来安値を大きく下回る水準となりました。長期金利が上昇し、NYダウが過去最大の下げ幅を記録した2月5日の水準に近づいたことが嫌気されたと考えられます。

また日中の動きを見ると、VIX(ボラティリティ指数)が上昇するとS&P500指数は下落し、VIXが下落するとS&P500指数は下げ幅を縮めています(P.3参照)。こうした動きは、VIXが上昇すると株式を含むリスク資産を売却するシステム・トレードの動きが背景にあるとみられ、こうしたシステム・トレードの動きが株式市場を大きく揺さぶったと推察されます。

<長期金利上昇への懸念が続く>

2月8日の長期金利上昇の原因につきましては、英国の中央銀行総裁が、利上げは想定より早期かつ大幅になる可能性について言及したことや、雇用状況を示す新規失業保険申請件数が減少したこと、米国の財政状況の悪化が意識されたことなどがあげられます。また、2月2日に時間当たり賃金の高水準の伸び率を示す1月雇用統計が発表されて以降、FRB(米国連邦準備制度理事会)高官がタカ派的な発言を行っており、パウエルFRB新議長体制下の金融政策に対する不透明感が株式市場では意識されていると考えられます。金利上昇や金融政策の不透明感に対する警戒感が、緩和的な金融環境下で昨年初来大きく上昇してきた米国株式市場において、VIX上昇・利益確定売りを促す要因となっているとみられます。


<金融市場は時間の経過とともに徐々に安定に向かうと想定>

長期金利の動向につきましては、堅調な経済実勢、財政状況の悪化、世界的な金融緩和の後退観測などを受けて、これまでよりは上昇しやすい環境にあります。しかし、2018年に入ってからの金利上昇で、景気、物価、利上げの織り込みはある程度進んだと考えられます。パウエルFRB新議長の手腕についても、2月末に予定されている議会証言で方向性が示されるとみられ、不透明感は後退に向かうと考えられます。また、投資家のリスク回避行動は着実に進捗していると推測され、テクニカル指標やバリュエーション指標などの割高感も後退しています。景気・企業業績などのファンダメンタルズに関しても変化の兆しはみられず堅調な状況が続いていることなどから、金融市場は時間の経過とともに徐々に安定に向かうものと想定されます。




以上

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