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オーストラリア金融政策(2018年2月)


〜CPI上昇率が緩やかな加速にとどまる中、政策金利は当面据え置きの見込み〜


2018年2月6日

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<RBAは政策金利を1.5%に据え置き>

2018年2月6日(現地、以下同様)、RBA(オーストラリア準備銀行)は政策金利を発表し、1.5%に据え置きました。据え置きは事前の市場予想通りでした。

声明文では、オーストラリア経済が今後回復していくとの見解が維持されました。

インフレについては、人件費の伸びが抑えられていることや、小売業における競争の激化を反映し、しばらくは低い水準にとどまる可能性が高いという見解が示されました。ただし、景気が拡大するに連れて、インフレの緩やかな回復が期待されるとの見方は維持されています。

金融政策については、足元の低金利政策がオーストラリアの経済を下支えしていると前置きした上で、政策金利の据え置きが適当との見方をRBAは示しました。加えて今回の声明文では、失業率の低下とインフレ目標の達成に向けてさらなる進展が期待されるものの、この進展は緩やかなものになる可能性が高いとの文言が追加され、当面の政策金利の据え置きが示唆されました。

<CPI上昇率が緩やかな加速にとどまる中、政策金利は当面据え置きの見込み>

1月31日に2017年10-12月期のCPI(消費者物価指数)が発表されました。CPIは前年比1.9%の上昇となり、RBAのインフレ目標水準である+2〜3%の下限を下回りましたが、7-9月期の+1.8%からは緩やかながらも加速しました。

今回、燃料価格の上昇やタバコ税の引き上げに伴うタバコ価格の上昇、果物価格の高騰などが、CPI上昇率を押し上げました。しかし、これらの影響はあくまで一時的なものだと考えられます。雇用者数は増加を続けており、労働市場は堅調ながらも、依然として賃金の強い伸びとそれに伴う物価上昇圧力の高まりは見られません。このような環境の中では、RBAは政策金利の据え置きを当面続けるとみられます。

今後については、堅調な雇用の伸びが続けば、賃金上昇とそれに伴う物価上昇への期待が高まり、利上げが徐々に意識されてくるものとみています。


<足元で金融政策は材料になりにくい。長期的に豪ドルは堅調に推移すると見込む>

為替相場については、RBAが政策金利の据え置きを続ける中、金融政策が相場の方向性を決定づける材料にはなりにくいとみています。一方で、足元では原油や鉄鉱石といった資源の価格が堅調に推移しています。このことが、資源国通貨である豪ドルを下支えするものと考えています。

長期的には、労働市場の改善を通してインフレ圧力が強まれば、利上げ観測の高まりを通じて豪ドルは堅調に推移すると見込んでいます。

以上

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