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米国株式急落と見通し


〜堅調な景気や企業業績動向に変化の兆しはみられない〜


2018年2月6日

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<NYダウは2日間で約7.0%の急落>

米国株式市場は2018年2月2月、2月5日(現地、以下同様)の2日間でS&P500指数が▲6.1%、NYダウが▲7.0%の急落となりました。

<高値警戒感が強まる中で長期金利上昇が契機に>

米国株式市場では、急落前以下のような状況にあったと思われます。
@ 2017年9月から調整らしい調整も無しにほぼ一本調子の上昇を続けていた
A 特に、年明け以降の株価上昇が急ピッチだった(S&P500、NYダウともに7%以上の上昇)
B 各種のテクニカル指標などでも高値警戒レベルが示唆されていた
C バリュエーション(PER(株価収益率))も過去平均からは割高な水準が続いていた

そこへ、想定を上回る経済指標発表や、FRB(米国連邦準備制度理事会)高官がややタカ派的な発言を行ったことなどにより、長期金利(10年債利回り)が約4年ぶりの水準にまで上昇したことが今回の株価急落の契機と考えられます。


<堅調な景気や企業業績動向に変化の兆しはみられない>

まず、今回の急落の契機となった長期金利の動向につきましては、2月5日には急低下しています。金融政策当局における利上げペースに関して、市場では2018年に2〜3回程度との見通しが大勢であった中で、賃金の伸び率の高まりやFRB高官の発言により、利上げペースが加速するとの懸念が急速に高まり、長期金利の上昇につながったとみられます。しかし、今回の上昇で利上げペース加速の懸念もいったんは織り込まれたものと想定されます。また、実際の金融政策においても、これまでと同様に景気や物価などの状況を丹念に精査しながら、慎重な姿勢で臨むものと考えられます。今後の長期金利の動向につきましては、経済実勢を反映した緩やかなものになると思われます。

また、前述の高値警戒感は、今回の大幅な急落に伴い後退しています。さらに、バリュエーション(PER)につきましても、企業利益の上方修正が続く中での、株価下落となったことから割高感も緩和されました。

ファンダメンタルズに関しては、景気・企業業績ともに変化はなく堅調な状況が続いています。景気見通しは一段と改善しており、1月のFOMC(米国連邦公開市場委員会)の声明文でも景気の現状認識について、「雇用、個人消費、設備投資は堅調」との表現で上方修正されました。また、企業業績に関しては、2017年10−12月期決算では上方修正が相次ぎ、+13.6%増益予想(12月末時点予想+12.0%増益、S&P500指数ベース)となっています。また、2018年通年予想は減税の効果が反映されて+18.4%(12月末時点予想+12.0%増益、S&P500指数ベース)の大幅増益予想となっています。



よって、米国株式市場は徐々に落ち着きを取り戻し、経済成長や企業利益の伸長を評価しながら上昇基調に回帰するものと想定しています。ただし、VIX指数が高まったことにみられるように、当面はこれまでよりも市場のボラティリティ(変動性)が高まりやすいことには注意が必要と考えます。


以上

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