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カナダ金融政策(2017年12月)


〜政策金利は据え置きも、追加利上げ期待がカナダ・ドルの追い風に〜

2017年12月7日

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<予想以上に好調だったカナダの雇用統計とGDP>

カナダでは2017年12月1日(現地、以下同様)に11月の雇用統計が発表されましたが、その内容は市場の大方の予想を上回る好調な結果でした。特に、雇用者数が約8万人増加し、単月としては2012年以来で最大の増加幅となりました。製造業や輸出関連産業が好調だったことがその背景です。このような雇用者数の増加を受け、失業率も5.9%と前月から0.4%ポイント低下し、2008年以来の低水準となりました。

また、同日に7-9月期実質GDP(国内総生産)成長率および9月の月次実質GDP成長率も発表されました。7-9月期実質GDP成長率は前期比年率+1.7%と市場予想以上の堅調な結果となりました。この要因としては、エネルギーセクターの回復などから9月の月次実質GDP成長率が好調だったことが挙げられます。カナダでは2018年以降も原油の増産が見込まれており、エネルギーセクターのさらなる回復などを受けて、カナダ経済は安定的に成長することが見込まれます。

発表された雇用統計やGDPが予想以上に好調だったことを受けて、カナダ国債金利やカナダ・ドルは上昇しました。

<政策金利は据え置きも、追加利上げ期待がカナダ・ドルの追い風に>

12月6日、カナダ銀行(中央銀行)は政策金利(翌日物金利の誘導目標)を1.0%に据え置くと発表しました。声明文では、非常に力強い雇用の伸びや賃金の回復、堅調な消費支出への言及があり、カナダ経済が堅調に推移していることが示されました。また、今後の金融政策については、カナダ銀行は引き続き慎重であるとしたものの、将来的にはおそらく利上げが必要になるだろうと述べており、利上げを継続する姿勢を示しました。

今後について当社では、堅調な経済成長を背景にカナダ銀行は緩やかな利上げを継続すると見込まれることや、堅調な原油市況などから、カナダ国債金利やカナダ・ドルが上昇しやすい展開を見込みます。

ただし、NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉が予想以上に難航した場合や、カナダ・ドルが大きく上昇した場合は、追加利上げ観測が後退すると考えられるため、これらの動向を注意深く観察していく必要があるとみています。

以上

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