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カナダ銀行は政策金利を据え置き 〜次の一手は利上げの見通し〜

2017年4月14日

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<カナダ銀行は利上げ時期の見通しを前倒し>

4月12日(現地、以下同様)、カナダ銀行(中央銀行)は政策金利(翌日物金利の誘導目標)を市場予想通り0.50%に据え置くことを発表しました(図表1)。

政策金利の発表にあわせて、四半期に一度の金融政策報告書が公表されました。

報告書では足元の経済の強さを反映して、2017年の実質GDP(国内総生産)成長率の見通しが大幅に引き上げられました(図表2)。また、2018年前半に経済の稼働率が上がれば、利上げが必要になるとの見通しが発表されました。

利上げが必要になる時期はこれまでの2018年中盤との見通しから幾分前倒しされており、カナダ銀行は国内要因による利下げの必要性が消えつつあると判断していると当社はみています。

<米国の政策の先行きが明確になれば、カナダ銀行はより利上げを見据えた姿勢に>

記者会見でカナダ銀行のポロズ総裁は、利下げは今回選択肢になかったと発言しました。足元の景気の好調さに加えて、米国との通商交渉が穏健なものにとどまりそうだということも今回の発言の背景にあるとみています。

また、カナダ銀行は国外の材料による先行き不透明感への懸念を表明していますが、米国の金融・財政両面の政策の先行きが明確になっていくにつれて、カナダ銀行の政策姿勢はより利上げを見据えたものになっていくと見通します。

当社は、カナダは当面は政策金利を据え置きつつも、次の政策金利の変更は利上げ方向とみています。世界的にも金融緩和拡大から後退する流れとなっており、カナダにあっても金利上昇圧力が優勢になるとみています。

次回の政策金利の発表は5月24日に予定されています。

<原油需給の均衡化がカナダ・ドルの買い材料〜地政学リスクも追い風に>

IEA(国際エネルギー機関)が集計する世界の原油需給統計では、現在の原油市場は需給がおおむね均衡した状態にあることが確認でき、今後も原油価格の安定が見込まれます。こうした環境では、中東情勢の緊迫化は原油の供給不足への懸念を促し、原油価格を下支えしやすいと見通します。

したがって、カナダ・ドルをはじめとした資源国通貨は買い戻されやすい環境にあるとみています。

以上

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