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メキシコは米国に追随して利上げを実施
経済の先行きには楽観的な見方も

2017年3月31日

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<メキシコ中央銀行は市場予想通りに利上げを実施>

メキシコ中央銀行は3月30日(現地、以下同様)、金融政策委員会において、政策金利を0.25%ポイント引き上げて6.50%とすることを決定しました。2015年12月の会合で米国に追随する形で0.25%ポイントの利上げが開始された後、断続的に利上げを実施してきました。今回の利上げにより、2015年12月以降の利上げ幅は累計で3.5%ポイントとなりました。中央銀行は声明文で、今回の利上げが3月15日の米国の利上げを受けた措置であるとしたほか、外部環境は不透明感に覆われているとし、メキシコ・ペソ安定化のために米国との金利差の維持に努める方針を明確に伝えました。

<メキシコ経済に対する不透明感は残るが、先行きに対する楽観的な見方も台頭>

メキシコ・ペソ(対米ドル)を見ると、大統領就任後のトランプ氏の言動が事前に報道されていた範囲内の政策であるほか、メキシコから米国への輸出品に高い関税を課すことを見送るとの観測や両国の通商交渉が順調に進むとの期待感が市場参加者の間に台頭し、メキシコ・ペソは今年1月をボトムに約15%上昇しています。トランプ大統領の掲げる政策によるメキシコ経済への悪影響や対米関係の深刻化が回避される可能性が浮上してきているとみています。ただし、トランプ大統領の経済・通商政策には依然として不透明感も残存しており、こうした不透明感を嫌気して自動車メーカーをはじめとした外国企業などのメキシコへの直接投資が鈍る可能性があるため、その影響を引き続き注視していく必要があると考えています。

中長期的には、プライマリー収支の黒字をめざすなど財政健全化姿勢を維持しているため、原油依存からの脱却をめざす構造改革の進展と併せ、メキシコ・ペソはファンダメンタルズに照らして適正な水準で推移するものとみています。加えて、メキシコ中央銀行の利上げや為替介入による対応は当面続くことが予想され、メキシコ・ペソの下支え要因となる見込みです。

以上

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