投資信託のFAQ

「投資信託のFAQ」では、投資者の皆さまが感じる疑問にQ&A形式でお答えしています。

Q投資信託の分配金と預貯金の利息との違いは何ですか?
A

預貯金の利息はあらかじめ利率などが決められていますが、投資信託の分配金は事前の約束ができません。また分配金額は保有期間に関係がありません。

分配金と利息の主な違い

投資信託の分配金

預貯金の利息

事前の約束

なし

あり

金額による取扱いの違い

なし
同一ファンドの受益者は平等

あり
同時期の預け入れでも異なる場合あり

適用の期間

期間の関係なし
決算日に受益者であることが必要

預け入れ期間に対して適用

適用の対象

保有口数に対して

預入金額に対して

課税上の取扱い

株式投資信託:配当所得※
公社債投資信託:利子所得

利子所得

※2014年1月からのNISA口座(投資額の上限あり)においては、普通分配金の受取りに対して税金はかかりません。

Q分配金はどこから支払われているのでしょうか?
A

分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われます。そのため、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額が下がります。

Q分配金はどのように決定されるのですか?
A

「1.分配対象額は、経費控除後の配当等収益と売買益(評価益を含みます)」「2.原則として、安定した配分を継続的に行うことを目標に分配金額を決定します。」などの分配方針が投資信託説明書(目論見書)に記載されています。委託会社は、この分配対象額の範囲内で、分配方針に基づいて、分配金を決定します。

Q分配金支払いコースと分配金再投資コースの違いは何ですか?
A

【分配金支払いコース】

決算時に支払われた分配金を、そのつど受け取ります。

【分配金再投資コース】

決算時に支払われた分配金を、無手数料でファンドに再投資します。
受取った分配金を再投資する複利効果によって、将来の運用成果をより大きくすることを期待したい場合等に適しています。

どちらのコースも普通分配金が出たときには税金がかかりますので注意が必要です。

  • NISA口座(投資額の上限あり)においては、普通分配金の受取りに対して税金はかかりません。
  • 分配金支払いコースと分配金再投資コースが用意されているファンドでも、販売会社によっては片方のコースしか取り扱っていない場合もあります。事前に取り扱いの有無を販売会社にご確認ください。
Qいつまでに申込めば、次の分配金をもらえますか?
A

各投資信託の購入申込時の基準価額適用日によって、分配金を受取ることのできる期限が異なります。

決算日の基準価額は、分配金が支払われた後の基準価額となります。決算日にファンドの購入を申込んでも、分配金を受け取れません。
では、決算日より前のいつなら分配金を受け取ることができるのかは、購入時に適用される基準価額の算出日によって決まってきます。

適用日と期限の関係(一例)

購入価額に適用される基準価額の適用日

次回決算日の分配金が受け取れる申込期限

i

購入申込日の基準価額を
適用するファンド

決算日の前営業日まで

ii

購入申込日の翌営業日の
基準価額を適用するファンド

決算日の前々営業日まで

申込の受付時間

各ファンドによって受付終了時間が異なります。また同じファンドでも販売会社によって受付時間が異なる場合があります。購入のお申し込みの際は「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧になるとともに、販売会社にて受付時間をご確認ください。

Q分配金はいつ受け取れますか?
A

分配金支払いコースの場合、ファンドによって異なりますが、分配金はおおむね決算日から起算して5営業日目までに受け取ることができます。
分配金再投資コースの場合は、無手数料で同一ファンドに再投資されます。

Q分配金が多いファンドが良いファンドですか?
A

分配金のみでファンドの運用成果を判断することはできません。基準価額の推移や投資対象、リスクなどを総合的に勘案して投資判断を行なうことが大切です。

当期の運用成果をみるためには、分配金と基準価額の推移の両方をトータルして考慮する必要があります。
例えば、毎月分配金を受け取ったとしても、それ以上に基準価額が下がれば、トータルでみるとマイナスになります。

Q分配金支払い前と支払い後、どちらで購入するのが得ですか?
A

分配金は決算時にファンドの運用資産(信託財産)を取り崩して支払われますので、分配金相当分基準価額が下落します。分配金と基準価額を合わせて考えれば、投資者の投資成果に影響はありませんので、分配金の「支払い前」なのか「支払い後」なのかは損得に関係ありません。

Q分配金には、税金を引かれる場合と引かれない場合があるのはなぜですか?
A

投資者のファンド購入価額と、その後の運用状況によっては、分配金が、実質的に元本の払戻しに相当する場合があります。この、実質的に元本の払戻しに相当する分配金を「元本払戻金(特別分配金)」と呼んでいます。元本の払戻しは、投資者にとって運用成果とはいえませんので、税金はかかりません。

  • 当サイトは大和アセットマネジメント株式会社が情報提供を目的として作成したものです。特定ファンドのご購入にあたっては、販売会社よりお渡しする「投資信託説明書(交付目論見書)」の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。
  • 投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので、基準価額は大きく変動します。したがって、投資元本が保証されているものではありません。信託財産に生じた利益および損失はすべて投資者に帰属します。投資信託は預貯金とは異なります。
  • 投資信託は預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。証券会社以外でご購入いただいた投資信託は投資者保護基金の対象ではありません。
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  • 分配金額は収益分配方針に基づいて委託会社が決定します。あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。分配金が支払われない場合もあります。